大谷翔平が「やっていること全て脱帽だ」 メジャー初黒星、洗礼浴びた敵軍先発ルーキーも最敬礼
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地オリオールズ戦に「3番・投手兼DH」で投打二刀流出場。打ってはサイクル安打達成ならずも5打数4安打3打点。投手としては3本のホームランを浴びながらも、7回4安打5失点で今季5勝目を挙げた。一方、大谷と投げ合い、大谷に勝ち越し3ランも打たれたオリオールズ先発投手はメジャー初黒星。「彼がやっていること全てに脱帽だ」と二刀流に敬意を表した。
4回途中8失点でメジャー初黒星、ロドリゲスも二刀流の凄さをまざまざ実感
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地オリオールズ戦に「3番・投手兼DH」で投打二刀流出場。打ってはサイクル安打達成ならずも5打数4安打3打点。投手としては3本のホームランを浴びながらも、7回4安打5失点で今季5勝目を挙げた。一方、大谷と投げ合い、大谷に勝ち越し3ランも打たれたオリオールズ先発投手はメジャー初黒星。「彼がやっていること全てに脱帽だ」と二刀流に敬意を表した。
23歳の期待のルーキーが、二刀流の凄さをまざまざと見せつけられた。大谷と投げ合ったグレイソン・ロドリゲス投手は4-4で迎えた4回1死一、二塁で大谷に初球のカーブを右翼席に運ばれた。飛距離456フィート(約139メートル)、打球速度114.6マイル(約184.4キロ)の特大9号3ランにオリオールズのファンもどよめき。直後に四球を出したところで降板し、3回1/3を9安打8失点。大谷に“メジャーの洗礼”を浴びせられた格好となった。
今季メジャーデビューし、2勝を挙げている期待の星はこれでメジャー初黒星。試合後、カーブを打たれた場面について、本人は「もっと外角低めに投げるべきだった。ゾーンに入り過ぎた。彼はそれをバレルに乗せることができた」と悔やんだ。大谷との対戦についても「今まで経験がないことだよ。投げているところを見たと思ったら、打席にも立つんだから」と二刀流プレーヤーとの投げ合いに驚きを隠せない様子だった。
会見でオリオールズのハイド監督が「惑星最高の選手」と大谷について評した。そんな選手と対戦することについて問われると、ロドリゲスは「彼のような選手と対戦することはメジャーリーグならではだ。彼には脱帽だよ。彼がやっていること全てに対してね」と敬意を表し、「一番必要なところで自分の投球ができなかったのはつらかったね」と自らのピッチングについて反省の弁を並べた。
メジャー初黒星となったものの、本人は「学ぶことが多い経験だったね。良いこともあれば悪いこともあった。失敗から学ぶことが一番多い。このような先発があったのは残念なことだけど、ここから学んでいきたい」と大谷との投げ合いを糧に成長を誓った。
(THE ANSWER編集部)