ソノカム、充実の銀メダル「進化すれば、世界一になれる」 金メダルのステップに
中国人記者からの身長差の質問には苦笑いも…
中国人の記者からは「身長差が30センチあったが、どういう戦術で対抗しようとしたのか」と質問が飛び、嘉村は苦笑いを浮かべたが「身長が違うので、今日の相手の2倍動かないと球を取れないし、彼らのように長身を生かして角度をつけたスマッシュというのは打てない。でも、小さい身長を生かしたドライブ(床と並行する軌道で素早く飛ばし、相手の脇を抜けていくショット)勝負では、負けないと思う」と低空戦で勝つソノカムのスタイルを主張した。
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力を出し尽くしての銀メダル。言い訳は、無用だ。すべてを受け入れて、2人はさらに進む。園田は「次はアジア大会があるので、進化した自分たちを見せたい」と宣言。嘉村は「今回、やり切った結果、準優勝で終わった。まだまだ、自分たちの実力はここまでということが身に染みて分かった。ファイナルゲームの試合をして勝ち上がっても、決勝で(スタミナを欠くことなく)同じくらい動ける力を付けていかないと、こういう舞台で勝てない。スタミナ、技術、すべてにおいて進化。そうすれば、世界一になれるのではないかと思う」とさらなるレベルアップを誓った。銀メダルは、金メダルへのステップとなるはずだ。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)