14歳でゴルフ全米女子OP出場権獲得 9歳でドライバー189yの逸材を米特集「タイトルは数え切れない」
7月に開催されるゴルフの全米女子オープンの予選会が9日(日本時間10日)まで米ペンシルベニア州などで行われ、14歳の天才少女がプレーオフの末に出場権を獲得した。米専門誌は初のプロ大会の出場を決めた逸材を特集。「9歳の時にドライバーで189ヤード(約171メートル)を飛ばしていた」と驚きのキャリアと実力に注目している。
現地時間9日まで行われた予選会を突破
7月に開催されるゴルフの全米女子オープンの予選会が9日(日本時間10日)まで米ペンシルベニア州などで行われ、14歳の天才少女がプレーオフの末に出場権を獲得した。米専門誌は初のプロ大会の出場を決めた逸材を特集。「9歳の時にドライバーで189ヤード(約171メートル)を飛ばしていた」と驚きのキャリアと実力に注目している。
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2日間の日程で行われた予選会。初日を70、2日目を73で回った14歳のアンジェラ・チャンは通算1オーバーで並んだ他の3人とともに、2枠しかない出場権をかけてプレーオフに臨んだ。1ホール目で1人が突破し、残る3人で挑んだ2ホール目。チャンは25フィート(約7.6メートル)のロングパットを沈め、見事に本戦出場を決めた。
米専門誌「ゴルフウィーク」は「全米女子オープン出場権を懸けたプレーオフで25フィートのバーディーパットを沈めた14歳のアンジェラ・チャンとは」との見出しで特集記事を掲載。「アンジェラ・チャンは今年の全米女子オープン出場を懸けたプレーオフ2ホール目で25フィートのバーディーパットを沈めた。彼女にとって初のプロ大会に出場することとなった14歳のチャンにとっては、特に思い出深い1週間となった」と報じた。
記事ではチャンのこれまでの生い立ちを紹介。「8年生(日本の中学2年生相当)にもかかわらず、彼女はワシントン州ベルビューで大学1年生レベルのコースに参加している。チャンはIT業界で働く中国出身の父ケビンにゴルフへ導かれた。アンジェラはアラバマ州オペライカで生まれたが、学校へ通う年になるまで中国で過ごした。2014年により多くの機会を求めて米国に移った」そうだ。
米国移住後、頭角を現したチャン。同メディアは「チャンは昨季、ワシントン州のジュニアゴルフ協会のタイトルを7個獲得。全米ジュニアゴルフ協会の大会では4度優勝した。まだ若いキャリアの中で、彼女は数えられないほど多くのタイトルを獲得している」と戦績に触れ、チャンの談話も紹介。チャンはタイトルの数について「数えていないんです。50か60くらいでしょうか。もっとかもしれません。分からないわ」と答えたという。
その上で「チャンがテレビカメラの前で初めてプレーしたのは9歳の時。オーガスタナショナルで行われた7~9歳の女子部門の『ドライブ、チップ、パット・ナショナル・ファイナル』で圧倒した。9歳で4フィート10インチ(約147センチ)だったチャンはドライバーで189ヤードを飛ばし、次点の選手に33ヤードの差をつけた」と驚異の数字を公開している。
(THE ANSWER編集部)