女子ゴルフ吉田優利、あの王貞治氏からメジャーV祝福のメールに感激「私が変わるきっかけの方」
女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディスが12日から3日間、福岡CC・和白で行われる。11日はプロアマ戦が行われ、前週ツアー通算3勝目を挙げた23歳の吉田優利(エプソン)が会見。2週連続優勝がかかる大会に向けて意気込みを語り、親交のある王貞治氏から祝福のメッセージをもらったことを明かした。
RKB×三井松島レディスが12日開幕
女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディスが12日から3日間、福岡CC・和白で行われる。11日はプロアマ戦が行われ、前週ツアー通算3勝目を挙げた23歳の吉田優利(エプソン)が会見。2週連続優勝がかかる大会に向けて意気込みを語り、親交のある王貞治氏から祝福のメッセージをもらったことを明かした。
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吉田は気温25度近くまで上がった福岡で最終調整。コースの印象について「アンジュレーション(起伏)が多い方なので、スピードも合ってない。(固さが)足で踏んている感じは同じなのに打った時のスピードが遅い」と明かし、「これから調整したい。いつも雨が降っているイメージなので固く感じているだけかも。計算に入れながらマネジメントしたい。(疲れは)特にないです」と元気よく話した。
昨季は2位が5度ありながら優勝に届かず、前週は1年8か月ぶりのツアー3勝目。国内メジャー初制覇だった。「凄い温かいメッセージをいっぱいいただいて、本当に頑張ってよかったなって思いました。(過去2勝と比べ)選手、キャディーの皆さんが凄い喜んでくださった。敵のはずなのに心から祝福してくださって本当に感動しました」と明かした。
さらに驚くべき人からメッセージもあった。世界の本塁打王・王貞治氏だ。
師事する辻村明志(はるゆき)コーチは上田桃子も指導。上田は巨人で打撃コーチを務めた荒川博氏の指導を2016年に受けた。荒川氏は現役時代の王貞治氏に一本足打法を教えた人物。荒川氏の教え子という繋がりで、辻村コーチは王氏と今も連絡を取り合う間柄になった。
その繋がりで王氏と対面したこともある吉田は、悩んでいた時に話を聞くことを直訴。アドバイスをもらったことがあった。今回のメジャー制覇後には、なんと王貞治氏から祝福メッセージ。内容は「内緒です(笑)」としつつ、感激した面持ちで振り返った。
「メールでメッセージをいただきました。最後の16、17、18番について褒めていただきました。見ていただけていたことが嬉しいし、私が変わるきっかけを作ってくださった方。結果で示せたというか、教えていただいたことを結果で示せたことだと思います」
優勝翌日の月曜は、いつも通り朝8時から辻村コーチのもとで練習。「自分の中ではそんなに悪くない。日曜に気づいたことのフィードバックを話すことがほとんどだった」と反省を忘れない。技術練習、トレーニング後は美容院に行き、髪を暗めに染め直した。火曜に福岡入りし、魚料理で体力回復。今大会は2021年が3位、22年が11位と相性がいい。
「優勝しても自分の中では(気持ちは)特に変わらないです。月曜はいつも通り朝起きて練習していました。辻村さんがどう言ったからどうとかではなく、自分が主導してサポートしてもらう。次の目標については自分から話す関係性です。技術的な話し合いが多かった。目標はもちろん優勝争いをしながらベストを尽くすことです。どれだけいいゴルフができるか。全てにおいてレベルアップしたい」
初日は昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)、昨年大会を制した渡邉彩香(大東建託)と同組。王氏の激励を胸に戦い抜く。
(THE ANSWER編集部)