吉田正尚は「本物か」 打率.167→.438の大変身をMLB徹底分析、鍵は2つの改善と2つの強み
苦手としていた変化球の打率も.053から.409に改善
改善が見られたのは打球角度だけではない。吉田は序盤、特に変化球に苦戦しており、20日以前は打率.053、長打率.105だったものが、打率.409、長打率.818と別人のような数字になっている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
一方、記事ではもともと優れていた点として選球眼の良さと速球への強さの2点を挙げた。開幕から吉田は打席数の8.5%しか三振しておらず、その大きな理由はボール球に手を出さない姿勢にあるとしている、また、手を出した場合も高いコンタクト率を誇っており、なかなか三振しない打者であると強調している。実際、現地時間で5月に入ってから、三振はおろか空振りさえ1つも記録していない。
また、日本人野手がMLBに移籍したときに苦戦しがちな速球に対しても強さを発揮。95マイル(約152.9キロ)以上の球に対して、吉田は打率.435、長打率.739を記録しており、これは今季95マイル以上の球が結果球(打席の最後の球)となった打席が20以上あった打者の中でトップ10に入る数字だ。
同記事は「もしえげつない(変化)球への改善が継続されるなら、ヨシダはボストンが費やした価格(5年9000万ドル=約124億円)に見合った価値があることを証明できるかもしれない」と締めくくっている。
(THE ANSWER編集部)