大谷翔平の同僚ウォルシュが壮絶告白「正直、地獄だ」 原因不明の病、奇行も繰り返した1年の裏側
復帰に向けて前向き「この数か月、本当に賢い人に多く出会った」
不眠症を抱えながら、野球はすることは過酷だったという。記事では、真夜中に目が覚めて寝られないことも、時差のある場所への移動も困難なことだったと紹介。原因が分からず、ユタ州にある施設で治療を行う過程で、同じ症状を抱えている患者や寄り添ってくれる医師に出会ったという。「これによって彼は、孤独感をもたらす困難な病と向き合っているのは自分一人ではないということを理解したのだ」と伝えている。
ウォルシュは自分の体に耳を傾けながら焦らず、回復を目指しているという。本人は「壁に向かって歩いたり奇妙な行動を取ってしまうのは、リアクションにおいてまだ最適なポジションにないということなのだと理解している」と説明。「長い夜だった。けれどこの数か月、本当に賢いたくさんの人に出会った。彼らは僕の楽観主義を大きく変えてくれた。彼らは新たな僕が戻ってくると楽観的に見ている。だから、僕も彼らの言葉を信じるよ」と前向きに語ったという。
メジャー3年目の2021年に144試合で29本塁打を放ち、一気にブレイクしたウォルシュは昨年118試合で15本塁打と成績を落とした。病気は1年以上にわたっており、その影響もあったものとみられる。2015年のMLBドラフト39巡目(全体1185位)から這い上がって来た苦労人。復帰すれば、2014年以来9年ぶりのプレーオフを目指すエンゼルスにとって大きな戦力になるのは間違いない。しかし、まずは心身を万全の状態に取り戻してほしい。
(THE ANSWER編集部)