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54度目挑戦でメジャー初Vへ 36歳上田桃子が4打差3位浮上「腹をくくったゴルフしていくしか」

女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯は6日、茨城GC西C(6780ヤード、パー72)で3日目が行われた。首位と8打差の11位から出た上田桃子(ZOZO)は、難度の高いセッティングに強風が吹き荒れる中でも3バーディー、3ボギーの72にまとめた。通算4オーバーで首位と4打差の3位に浮上。自身54度目のメジャー挑戦で、悲願の初Vを狙う。最終日は雨天も予想されるが、会見で「腹をくくったゴルフをしていくしかない」と語った。首位は通算イーブンパーの吉田優利(エプソン)。

ワールドレディスサロンパス杯、3位タイにつけた上田桃子【写真:Getty Images】
ワールドレディスサロンパス杯、3位タイにつけた上田桃子【写真:Getty Images】

ワールドレディスサロンパス杯3日目

 女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯は6日、茨城GC西C(6780ヤード、パー72)で3日目が行われた。首位と8打差の11位から出た上田桃子(ZOZO)は、難度の高いセッティングに強風が吹き荒れる中でも3バーディー、3ボギーの72にまとめた。通算4オーバーで首位と4打差の3位に浮上。自身54度目のメジャー挑戦で、悲願の初Vを狙う。最終日は雨天も予想されるが、会見で「腹をくくったゴルフをしていくしかない」と語った。首位は通算イーブンパーの吉田優利(エプソン)。

 出だし1番でボギーを叩くも、5番パー5ではグリーン外からの第4打をパターで転がしカップインさせてバーディー。妙技を見せてゴールデンウィークに集まった大勢のギャラリーをどよめかせた。「風が強くなったり弱くなったり、予定通りにはいかないと(ボギーだった)1番で諦めたことがいい方向へ行った」。アプローチで寄せきれなくても、ボギーを打っても、思い通りにならないことを前提に戦ったことが奏功した。

 開幕前日の3日には、ともに女子ゴルフ界を盛り上げてきた宮里藍さんとプロアマで同組になった。「(宮里さんのプレーは)現役時代と一緒とは言わないですけど、改めて間合いに入ってからの凄さを凄く感じた。あのアプローチ、パットが欲しい」と刺激を受けた。「分かってるでしょっていう感じ」と直接的な激励の言葉はないが、毎日LINEで連絡しているそうで「疲れをためないように」と伝えられている。

 この日で日本ツアープロ400試合に到達。通算17勝目(海外1勝含む)と実績十分の36歳だが、メジャー制覇はまだなく、今回が54度目の挑戦となる。自身と同じく辻村明志コーチに師事する吉田らとの優勝争い。「後輩ですが、彼女のアプローチ、パターの上手さを知っている。明日は一つでも伸ばしていかないといけない展開が待っていると思ので、腹をくくって戦いたい。追い込まれたり差し込まれた方が集中できるタイプですし、やるしかない状況はキライじゃない」と逆転Vへ決意を口にした。

(THE ANSWER編集部)


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