波乱の女子、日本勢唯一の4強入りでメダル確定の山口茜「試合できるのが嬉しい」
優勝候補筆頭も、前回女王も敗れた。日本勢で唯一ベスト4に勝ち残った山口茜(再春館製薬所)が女王の座を狙う。
山口が4強進出、メダルが確定
優勝候補筆頭も、前回女王も敗れた。日本勢で唯一ベスト4に勝ち残った山口茜(再春館製薬所)が女王の座を狙う。中国・南京市で開催されているバドミントンの世界選手権は、3日に各種目の準々決勝を行い、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)は2-1(21-13、17-21、21-16)で地元・中国の陳雨菲(チェン・ユーフェイ)を破って準決勝進出を決めた。3位決定戦は行われないため、同大会における自身初のメダル獲得が確定した。
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メダル獲得に対する感慨は特にないと話した山口だが「勝てて良かったというのは、もちろんあるんですけど、自分としては久々に(参加した大会で)ベスト8を超えられたということもあり、プレーの内容的にも昨日や一昨日よりも良いリズムで試合ができたと思うので、その状態で明日もう一回試合をできるということがすごく嬉しいです」と3月に準優勝した全英オープン以来となる4強進出を喜んだ。
試合では、因縁の相手に雪辱を果たした。国際大会での対戦成績は、6勝2敗。しかし、7月のインドネシアオープンで負けたばかりだった。また、初出場だった前回大会の準々決勝で敗れた相手でもある。同じ舞台で同じ相手となったが、今度は勝ち切った。試合では、好レシーブを連発。1ゲーム目は、軽快なフットワークで先回りし、早々に主導権を奪って試合を展開。最後は、ネット前に落とした球がノータッチで決まり、21-13で物にした。第2ゲームも9-11の場面で相手のパッシングショットに追いつき、続けざまに打たれた相手のプッシュを返球。13-16の場面でも相手のスマッシュを返すなど好レシーブが多く見られた。ただ、中盤以降に追い上げたが届かず、17-21で及ばなかった。