桐生祥秀は10秒29で5位 長期休養から100m国内復帰戦、雨中のレースは柳田大輝が10秒25でV
陸上・織田記念国際が29日、エディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルA決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒29(追い風0.5メートル)の5位だった。1週間前に200メートルで長期休養から10か月ぶりに国内復帰。100メートルでは今回が国内復帰戦だった。柳田大輝(東洋大)が10秒25で優勝した。
陸上・織田記念国際
陸上・織田記念国際が29日、エディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルA決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒29(追い風0.5メートル)の5位だった。1週間前に200メートルで長期休養から10か月ぶりに国内復帰。100メートルでは今回が国内復帰戦だった。柳田大輝(東洋大)が10秒25で優勝した。
雨が降りしきる中でのレース。決勝を1レーンで迎えた桐生は好スタートを切ったが、最後は横一線でフィニッシュ。柳田が10秒25で接戦を制した。桐生は予選と同じく10秒29で5位だった。
桐生は昨年の日本選手権100メートル決勝で6位。心身の疲労の影響で長期休養に入り、国指定の難病「潰瘍性大腸炎」を患っていたことを公表した。今回は10年前の京都・洛南高3年時に当時日本歴代2位の10秒01を叩き出し、一躍脚光を浴びた大会。前週22日に200メートルで国内復帰を果たしたが、100メートルは今大会が国内での復帰後初レースだった。
右膝手術を経て1年7か月ぶりの復帰戦となった9秒95の日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)は、10秒48(追い風0.5メートル)の組5着で予選落ちした。この日の予選は桐生と同組。桐生は10秒29で復帰後ベストをマークし、2人が同じレースに出るのは21年日本選手権以来、1年10か月ぶりだった。
(THE ANSWER編集部)