北京の英雄がそろい踏み、完全投球の上野が山田の先制弾を称賛「勢いつけてくれた」
山田が打ち上野が抑える、功労者が健在ぶり証明
上野が「先制点は大きかった。チームに勢いをつけてくれた一発だった」と山田の先制弾を称賛すれば、山田も「(上野の)初回を見て打たれないと思っていた。初回に取れたので、少しは役に立てたのかなと思っています」と力を込める。2人の健在ぶりは、ライバル国にとっても脅威に映ったに違いない。
格下のイタリアが相手だったとはいえ、投手陣は上野と藤田倭(太陽誘電)が走者を一人も許さないパーフェクトリレー。打撃陣も終わってみれば9得点でコールド勝ち。宇津木麗華ヘッドコーチは「勝ったことが収穫。まだまだ細かいサインプレーなどは慣れていく必要があるが、相手のデータもない中で一つずつ勝ち星を挙げていくことが大事」と胸をなで下ろした。
2年後へ向けて重要な前哨戦。当然のように優勝を期待される中で、まずは順調なスタートを切った。
【ソフトボール世界選手権】
16か国が2組に分かれて1次リーグを行い、各組上位4か国が10日からの決勝トーナメントに進む。B組の日本はイタリア、ボツワナ、中国、英国、ベネズエラ、カナダ、オーストラリアと同組。2020年の東京五輪の予選も兼ねており、日本を除く最上位国が出場権を獲得する。
(THE ANSWER編集部)