初8強の井上・金子組、謙虚な言葉の裏にのぞく自信「しれっとやる方が合っている」
バドミントンの世界選手権は2日に中国・南京市ユースオリンピック公園アリーナで第4日を行い、男子ダブルスの井上拓斗、金子祐樹組(日本ユニシス)は3回戦でインドネシアのペアを破り、初の8強入りを果たした。
初出場の前回を超える8強入り「いつも通りやれば来るだろうと」
バドミントンの世界選手権は2日に中国・南京市ユースオリンピック公園アリーナで第4日を行い、男子ダブルスの井上拓斗、金子祐樹組(日本ユニシス)は3回戦でインドネシアのペアを破り、初の8強入りを果たした。初出場の前回大会は16強。一つ駒を進めたが、特に感慨はないようだった。金子は「ここまでは来なければいけないところだと思っていたので、特には、ないです」と涼しい表情で話し、井上も「第7シードを持っていたので、いつも通りやれば来るだろうと思っていた」と自負をのぞかせた。
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第1ゲームは、21-11で余裕を持って制したが、第2ゲームは終盤の接戦を物にできず、20-22で落とした。ファイナルゲームも終盤まで競ったが、最後は21-16と突き放した。金子は「相手が疲れた中で攻撃の形に持って行けたのが、逆転のポイントだと思う」と話した。
2人は、五輪の出場経験がなく、世界選手権も前回が初めて。まだ大舞台の経験は少ない。しかし、昨年のダイハツヨネックスジャパンオープンで決勝に進出するなど、これまでも強敵を破る活躍を見せている。男子ダブルスでは、前回銅メダルの園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が先に勝っており、2大会連続のメダル獲得にリーチをかけた。ただ、井上、金子も同じステージまで勝ち上がっており、メダル獲得に挑む立場に立った。金子は「目立たなくて良い」と言いながらも「周りを気にしない。昨年、ソノカム(園田、嘉村)がメダルを取っているけど、その後の11月の大会(香港オープン)でソノカムが負けた相手(インドネシアのモハマド・アッサン、リアン・アグン・サプトロ組)に勝ったり、世界選手権で優勝したペア(中国の劉成、張南組)に勝ったり。多分、知られていないだけで、自分たちの中で手応えはあるので、そんなに周りを気にしていない」と対抗心を見せた。