五輪金のタカマツ、日本勢対決で完敗 入らなかった気持ち「悔いとかは特にない」
五輪で金メダルに輝いたペアに元気がない。バドミントンの世界選手権は2日、中国の南京市ユースオリンピック公園アリーナで第4日を行い、女子ダブルスの3回戦に出場した高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)にストレートで敗れた。前日の2回戦でも、リードしていた第2ゲームをひっくり返されて落とすなど、戦いぶりは不安定だった。注目された日本勢対決も、相手の強打に押され続け、時折、攻撃に回ってもミスが続出し、試合の流れをつかめないまま敗れ去った。
ナガマツに3回戦でストレート負け、女王ペアを悩ませるモチベーション問題
五輪で金メダルに輝いたペアに元気がない。バドミントンの世界選手権は2日、中国の南京市ユースオリンピック公園アリーナで第4日を行い、女子ダブルスの3回戦に出場した高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)にストレートで敗れた。前日の2回戦でも、リードしていた第2ゲームをひっくり返されて落とすなど、戦いぶりは不安定だった。注目された日本勢対決も、相手の強打に押され続け、時折、攻撃に回ってもミスが続出し、試合の流れをつかめないまま敗れ去った。
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象徴的だったのは、第2ゲームで相手に20点目を取られた場面だ。相手のクリアが甘くなり、早々に落下点に入った高橋には余裕があったが、スマッシュはネットに捕まった。相手のパワーに押されたことも、駆け引きの面で揺さぶり切れなかったことも事実。ただ、得点を取っても大きく喜ぶことはなく、負けて「悔しさは?」と聞かれても高橋が「ないです」と答えるなど、そもそも相手に向かって行くエネルギーを欠いていた印象だ。
高橋は「大会前から優勝できるとは思っていなかった。気持ちの面で上がらないところもあった。もしかしたら、ここで、中国のペアが来ても、日本のペアが来ても、負けてしまうんじゃないかなというのはあったので、妥当な結果。もう少し気持ちの入れ方を変えていれば、何か変わったのかなというのはあるので、悔いとかは特にないです」とサバサバとした表情で話した。2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した高橋、松友の「タカマツ」ペアは、モチベーションの問題に悩まされている。意欲を高める理由を探して自らに言い聞かせるようにコメントするが、それでも気持ちが入らないのが現状だ。