女子ゴルフで新人V一番乗りへ 20歳神谷そらが単独首位「何がよかったんだろ?ないです(笑)」
女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディス第2日が22日、静岡・川奈GC富士C(6457ヤード、パー71)で行われ、1打差の3位で出た新人の20歳神谷そら(フリー)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーで単独首位に浮上した。昨年大会を制したツアー通算1勝の高橋彩華(東芝)とが1打差の2位に迫る状況。新人一番乗りの優勝に王手をかけた。
フジサンケイレディス
女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディス第2日が22日、静岡・川奈GC富士C(6457ヤード、パー71)で行われ、1打差の3位で出た新人の20歳神谷そら(フリー)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーで単独首位に浮上した。昨年大会を制したツアー通算1勝の高橋彩華(東芝)とが1打差の2位に迫る状況。新人一番乗りの優勝に王手をかけた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
神谷が攻めのゴルフでトップに躍り出た。4番でグリーン手前のラフから、9ヤードのアプローチを30センチに寄せてバーディー。8番パー4は残り75ヤードから58度ウェッジで2メートルに乗せて1つ伸ばした。10番は9メートルのロングパットを沈めるバーディー。12番は33ヤードから2メートルに、16はグリーン奥の残り19ヤードから1メートルにアプローチで寄せて伸ばしてみせた。
今月18日に20歳になったばかりの新人。会見ではおっとりとした口調で初々しく受け答えした。
「何がよかったんだろう? ないです(笑)。昨日よりバーディーチャンスにつく回数が少なかったけど、少ない中で昨日より決められたことがよかった。17番はパーでしたが、右に落とした中で、セカンドが何か寄っていたのでよかったです。ティーショットが右下の斜面の途中で止まっていて、残り25ヤードのセカンドを打ったらスピンがかかっていたらしく、そのまま乗りました(笑)。何も見えなかったです。山を登って自分で見てビックリしました」
昨年11月の最終プロテストに合格し、最終予選会(QT)7位でルーキーイヤーの出場権を手にした。しかし、開幕から7試合で4度の予選落ち。「自信がなくなった。攻めのゴルフが武器なのに、どうしても守りに入って苦しんでいました」。コーチやキャディーに相談。「そんなに悪いショットをしているわけじゃないし、あとは心だよ」「大丈夫だよ。もっと自信を持って」と前向きな言葉をもらって復調した。
今季のドライバー平均飛距離は255.00で全体2位。「小さい頃から飛んでいたので、他の選手より前から打てるのはアドバンテージ」。幼い頃から通っていたのは大人と同じゴルフスクール。その中でもドライバー勝負をしていたという。「勝てないけど、それが今の距離に繋がっていると思う」と自信になった。
「ここは高麗グリーンなので思ったところに打てても入らなかったり、結果が自分のイメージと合わないことが多い。思ったように打てればいつか入ると思う。今日までの2日間のように気楽にじゃないけど、セカンドをつける位置を大事にしたい。(初優勝は)想像は全然できないのでちょっとわからないです(笑)。今までなったことのない緊張感とかもあるかもしれないけど、楽しくゴルフをしたいと思う」
口調のようにマイペースで初優勝へ突き進む。
(THE ANSWER編集部)