大谷翔平、防御率0.64に敵将も脱帽 2安打無得点でも「彼相手には良い打撃ができた」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ロイヤルズ戦に「2番・投手」で先発し、今季5度目の登板で3勝目を挙げた。7回2安打11奪三振、無失点の快投でチームは2-0。ロイヤルズのマット・クアトラーロ監督は「彼は数多くの武器を持っている」と脱帽した。
大谷翔平が「2番・投手」で先発
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ロイヤルズ戦に「2番・投手」で先発し、今季5度目の登板で3勝目を挙げた。7回2安打11奪三振、無失点の快投でチームは2-0。ロイヤルズのマット・クアトラーロ監督は「彼は数多くの武器を持っている」と脱帽した。
大谷は初回、3者連続空振り三振で絶好の立ち上がりだった。決め球は直球、スライダー、スプリットと3三振とも異なるボール。0-0の3回無死一塁では、ロペスを投前のゴロをスルーし、あえて遊撃手に処理させる頭脳プレーを披露。併殺打に仕留めてみせた。6回にも無死一塁から3者連続三振。7回も3者連続三振で、6連続Kで締める驚異の投球を見せた。
ミズーリ州地元放送局「バリー・スポーツ・カンザスシティ」のツイッターは、クアトラーロ監督のインタビュー動画を公開。大谷について「彼はスペシャルだ。グラウンドで出てくる日はほとんどいつでもね」と称え、こう続けた。
「彼は初回から3者連続三振を奪った。私たちの打撃はそこからの4イニングほどで良くなっていったと思うが、彼は最後まで踏ん張った。私たちがまだ見ていなかったカーブを導入し、私たちのバランスを崩した。彼は本当に数多くの武器を持っている。総じて、彼が相手だったことを考えれば良い打撃ができていたと思うが、十分ではなかった」
この日は要所でカーブが冴えていた。さらに話題のスイーパーについても「素晴らしい球だ」と指摘。「彼はやろうと思ったことはなんでもできる人に見える。それ(スイーパー)なしでフォーシームとスプリット中心に投げているところは見たことがある。新たな武器だ。準備はできていた。よく投げていることは知っていたからね。ただ、生で見ると新しい球だ」と振り返った。
今季は通算28回2失点(自責2)、防御率0.64、38奪三振、被打率.092の二刀流。この日は打者として4打数1安打だった。
(THE ANSWER編集部)