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岩井明愛「千怜が来てくれて…信じられない」 女子ゴルフ史上初の双子V、妹と交わした抱擁に涙

女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディスオープン最終日(熊本空港CC)は16日、1打差2位から出た20歳・岩井明愛(Honda)が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算7アンダーとしてツアー初優勝。双子の妹・千怜(Honda)に続き、男女を通じて史上初の双子によるレギュラーツアーVを果たした。姉妹Vは福嶋晃子と福嶋浩子、堀奈津佳と堀琴音に続く3組目となった。

トロフィーを手に笑顔で撮影に応じる岩井明愛(左)と双子の妹の千怜【写真:Getty Images】
トロフィーを手に笑顔で撮影に応じる岩井明愛(左)と双子の妹の千怜【写真:Getty Images】

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日

 女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディスオープン最終日(熊本空港CC)は16日、1打差2位から出た20歳・岩井明愛(Honda)が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算7アンダーとしてツアー初優勝。双子の妹・千怜(Honda)に続き、男女を通じて史上初の双子によるレギュラーツアーVを果たした。姉妹Vは福嶋晃子と福嶋浩子、堀奈津佳と堀琴音に続く3組目となった。

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 悲願のツアー初優勝からしばらくして、優勝ジャケットを羽織って着席した優勝会見。ウイニングパットを決め、涙ながらに妹・千怜と抱擁を交わしていた明愛の顔には、笑みが浮かんでいた。「ほっとしているのと、うれしいのと」と胸中で明かした。

「千怜の初優勝もああいう感じだったので。千怜が優勝して自分もできるか……と思ったけど、(実現して)千怜が来てくれたのは信じられないし、うれしいです」。先にホールアウトして、待っていてくれた妹と涙のハグについて振り返った。

 最終日は我慢のゴルフとなった。1打差2位から出て、6番パー4でバーディーを奪ったものの、7、8番で連続ボギー。その時点で、首位の申ジエとは3打差がついた。しかし、弱気な気持ちはなし。明愛は「ずっと『勝つ』と思ってラウンドしてました」と言う。

 10番パー4でバーディーを奪取し、盛り返した。猛追した穴井詩と野澤真央も1打差しのいで初優勝。「前の自分なら気持ちが前のめりになりすぎて、もっと荒れたゴルフをしていたかも。今回は自分のプレーだけに集中してプレーできた」と勝因を挙げた。

 2021年6月のプロテストに合格し、岩井ツインズとして注目されてきた明愛。しかし、妹の千怜が昨年8月のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで初優勝。さらに翌週のCAT Ladies2022で2勝目を挙げる快挙を果たし、先を行かれてきただけに、姉にとってうれしい初Vとなった。

 妹の躍進は焦りではなく、原動力になったという明愛。「結構、涙もろい。映画やドラマを見ると泣いちゃう。千怜が優勝した時も泣いたし、感情的になっちゃう」と笑い、今後に向けては「2勝、3勝とできるように。(妹と)2人で歴史を作りたい」と誓った。

(THE ANSWER編集部)


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