フィギュア表彰式、日韓の友情シーンが話題 台上で健闘を称え合う行動が「素晴らしい場面」
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(東京体育館)は15日、日本が合計94点で3位だった。米国が120点で優勝。初出場の韓国が95点で2位に入った。表彰式では日本チームに韓国チームが駆け寄り、健闘を称え合う心温まるシーンも。海外の実況席、さらにファンの間で拍手が起こった。
フィギュアスケート世界国別対抗戦
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(東京体育館)は15日、日本が合計94点で3位だった。米国が120点で優勝。初出場の韓国が95点で2位に入った。表彰式では日本チームに韓国チームが駆け寄り、健闘を称え合う心温まるシーンも。海外の実況席、さらにファンの間で拍手が起こった。
東京体育館で心温まる空間が繰り広げられた。
最初に表彰台に上がったのは3位の日本チーム。続いて呼ばれたのは2位の韓国チームだった。すると、韓国の選手たちは自らの立ち位置ではなく、日本チームのもとへ。坂本花織、村元哉中らにハグを求め、お互いの健闘を称え合った。
その輪は他の選手にも広がり、互いに笑顔やジェスチャーを交えて会話を交わし、しばらくその時間は続いた。
大会を放送した国際中継の実況席は「素晴らしいシーンです」と伝えた場面。会場に詰めかけた観客もその模様に温かい拍手を送った。さらに、直後の米国代表のコールでも同様の場面があり、ネット上では「笑顔でハグしてお互いの健闘を讃えてて最高だった!!!」の声も。
韓国は初出場ながら2位に躍進した大会だった。
フィギュアスケートはリンクを降りれば、スケートを愛する者同士、リスペクトを払う友好的な文化がある。シーズンの締めくくり、スポーツマンシップのあふれる場面は多くのフィギュアファンの心を鷲掴みにしていた。