ドジャース戦で今季1号

　米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手は14日（日本時間15日）、敵地ドジャース戦に「4番・右翼」で今季初出場。8回に今季1号ソロを放つなど5打数1安打1打点で、8-2で勝ったチームに貢献した。左わき腹痛からの復帰戦でいきなりの豪快弾。米記者は、鈴木の復帰が「この打線に完全に違う原動力をもたらしてくれると思う」と活躍を“予言”した元MVPの同僚のコメントを紹介している。

　内角高めの速球を力強く弾き返した。2点リードの8回、相手の救援右腕ジャクソンが投じた95マイル（約152.8キロ）を強振。高々と上がった打球は左翼席に突き刺さる豪快な1号ソロとなった。左わき腹痛でWBC日本代表は辞退。2週間遅れでの開幕となったが、同僚は復帰を待ち望んでいたようだ。

　MLB公式のカブス番ジョーダン・バスティアン記者は鈴木の本塁打動画をツイッターに投稿。カブスの同僚で、2019年のナ・リーグMVPであるコーディ・ベリンジャー外野手の鈴木に関する試合前コメントを紹介した。

「彼の名前がラインナップに書かれているのを見るのはクールだった。この打線に完全に違う原動力をもたらしてくれると思う」

　元MVPの期待に早速本塁打で応えた鈴木。シカゴのスポーツを扱う「CHGO　Sports」でカブス番を務めるライアン・ヘレラ氏も「彼がカブス打線にどれだけのものを加えてくれるかのリマインダーだ」と内角高めの速球を弾き返した打撃を自身のツイッターで称賛した。