まさかの王座陥落アフマダリエフ「理解は非常に難しい」と怒り 判定スコアで「全てを奪われた」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級王座から陥落したムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が不満を爆発させている。8日にタイトルマッチで挑戦者マーロン・タパレス(フィリピン)に1-2(113-115×2、118-110)の判定負け。米専門メディア「ボクシングシーン.com」に「彼らは勝利に値しない」と語っている。
アフマダリエフがタパレス戦の判定に「激怒」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級王座から陥落したムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が不満を爆発させている。8日にタイトルマッチで挑戦者マーロン・タパレス(フィリピン)に1-2(113-115×2、118-110)の判定負け。米専門メディア「ボクシングシーン.com」に「彼らは勝利に値しない」と語っている。
同メディアは「ムロジョン・アフマダリエフはジャッジが間違ったと感じて激怒 ディミトリー・ビボルも同意」との見出しで記事を掲載。アフマダリエフは「序盤2回でビッグショットを受けたけど、回復したし、4回以降は自分が試合を支配していた。試合を家で見直したら、彼(タパレス)は勝つには十分ではなかった。それなのに俺が必死で手にした王座を奪ったんだ!」と語り、このように疑問を呈した。
「人生でここまでずっと世界王者になることを目指して取り組んできた。そして4団体統一戦への道を歩んでいた最中だったんだ。一晩で全てを奪われたことを理解するのは非常に難しい。彼らは勝利に値しない」
ジャッジの判断が割れた1戦。アフマダリエフのマネージャーのバディム・コルニロフ氏は「これは容認できない」とスコアを非難。「接戦だったという人もいるが、業界内で評判の高い何人かにスコアを付けてもらうように頼んだところ、揃ってムロジョンの3-0判定勝ちだった。それも、少なくとも2ラウンド上回って、だ」と主張した。
7月25日(東京・有明アリーナ)にWBC&WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(米国)戦に臨む井上尚弥(大橋)にとっては、4団体統一を目指す場合は避けて通れない標的王者だったアフマダリエフ。WBAでは同級1位・亀田和毅(TMK)がタパレスへの挑戦権を持っているが、コルニロフ氏は「すぐさま再戦指令が出されるべきだ」と呼びかけていた。
(THE ANSWER編集部)