佐藤冴香が初戦突破 次戦はリオ五輪金メダリストと左対決「相手よりも暴れ回る」
開幕前に掲げたテーマはEXILEのユニット「THE RAMPAGE」にかけた「ランペイジ」
マリンは、チャンスをつかむと一気に攻め切る攻撃力の持ち主。4月の欧州選手権を優勝している。ただし、ワールドツアーでは1月のマレーシアマスターズ以外は、準決勝に進めていない。全盛期の輝きは失いつつある。今大会直前のインドネシアオープンも、佐藤がファイナルゲームの末に2-1で勝利を収めている。相手の長所を消して勝つイメージは、できている。佐藤は「相手が(強打を)打ったときにレシーブが甘いと、マリン選手は3歩くらいで前に来て(ネット前からの)プッシュが早い。それを打たせないように、クロスリターンを使うとか、相手を(前に)走らせないことが大事。前に来るのは、一番速いと思うけど、それをやらせなければ、相手もリズムが崩れてミスが増えると思うので、狙いたい」と攻略法を挙げた。
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開幕前に佐藤が掲げたテーマは「ランペイジ」。荒々しく突進する、暴れ回るという意味を持つ英単語で、人気ダンス&ボーカルグループEXILEのユニット「THE RAMPAGE」にかけたものだ。彼らのアップテンポな曲調が好きで、試合前のウォーミングアップでよく聞いているという。最近のお気に入りは、新曲の「ハードヒット」。マリンの攻撃力をかわし、自慢の強打で暴れ回り、上位進出の道を切り拓く。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)