昨季女王・山下美夢有、地元関西でツアー7勝目「不思議な感じ」 21歳の心にプロの自覚
女子ゴルフの国内ツアー、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは9日、兵庫・花屋敷GCよかわC(6435ヤード、パー72)で最終日が行われた。昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算9アンダーで今季初優勝を挙げた。ツアー通算7勝目。地元関西での優勝に「やっぱり優勝したいという思いも他の試合よりあった」と会見で喜びを語った。
国内ツアー、富士フイルム・スタジオアリス女子オープン
女子ゴルフの国内ツアー、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは9日、兵庫・花屋敷GCよかわC(6435ヤード、パー72)で最終日が行われた。昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算9アンダーで今季初優勝を挙げた。ツアー通算7勝目。地元関西での優勝に「やっぱり優勝したいという思いも他の試合よりあった」と会見で喜びを語った。
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岩井千怜らとの優勝争いを制した。2日間の短縮競技となった今大会。山下は1打差の首位で出たが、16番パー5で岩井が先にバーディーを取ったことで一時単独トップに立たれた。それでもすぐさまバーディーを取り返して並ぶと、そのまま迎えた最終18番パー4で岩井がボギー。山下はパーパットを沈めて優勝が決まった。ただ、決められる距離のバーディーパットを外したため少し悔しそうな表情も。それでも祝福を受けて笑顔を見せ、ギャラリーの拍手に一礼で応えた。
山下は会見で「最後は決めたかった。外した時は初優勝した時のバンテリン(2021年KKT杯バンテリンレディス)を思い出した。あの時も1メートルのバーディーパットを外したので」と苦笑いだった。「ノーボギーでラウンドできたのが一番良かった。今日はショットが付かない状況だったが、上手くバーディーパットを決めきれた」とこの日を振り返った。
大阪・寝屋川市出身。関西での優勝に「不思議な感じ」と実感を込めた。「今年は(会場が)花屋敷と知った時は、やっぱり優勝したいという思いも他の試合よりあった」。会場で声援も数多く受け「応援が力になった。そういう人たちに優勝して恩返ししたいと思った」と感謝した。
昨季は5勝を挙げ、史上最年少21歳103日で「年間女王」に輝いた。今季出場6戦目でのツアー通算7勝目。「ジュニアの時は『プロになろう』とか感じてもなかった。『山下プロを目指してます』って言ってくれるジュニアの子が増えるように私自身も頑張りたいと思った」。21歳ながら、実績あるプロとしての自覚もにじませた。
(THE ANSWER編集部)