井上拓真「4団体目指しているので落とせない」 兄が去ったバンタム級1人目の王座へ計量一発パス
ボクシングのWBA世界バンタム級1位・井上拓真(大橋)が7日、8日に東京・有明アリーナで行われる同級2位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との同級王座決定戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)に向け、都内で前日計量に臨んだ。井上がリミットの53.5キロ、ソリスが53.2キロでともに一発クリア。悲願のベルトに向け、井上は「仕上がりは過去イチ。いつも以上に楽しみ」と気持ちを高ぶらせた。戦績は27歳の井上が17勝(4KO)1敗、41歳のソリスが35勝(16KO)6敗1分け1無効試合。
8日にWBA世界バンタム級王座決定戦
ボクシングのWBA世界バンタム級1位・井上拓真(大橋)が7日、8日に東京・有明アリーナで行われる同級2位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との同級王座決定戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)に向け、都内で前日計量に臨んだ。井上がリミットの53.5キロ、ソリスが53.2キロでともに一発クリア。悲願のベルトに向け、井上は「仕上がりは過去イチ。いつも以上に楽しみ」と気持ちを高ぶらせた。戦績は27歳の井上が17勝(4KO)1敗、41歳のソリスが35勝(16KO)6敗1分け1無効試合。
計量に現れた井上は、腹筋がくっきりと割れたボディを披露。一発クリアで力こぶを作った。その後の記念撮影では、フェイスオフを“フライング”したソリスに横顔を睨みつけられるシーンも。これには応じず、司会者からのフェイスオフの合図が出てから堂々と睨み合っていた。
計量を終えた井上は「お腹空いてます(笑)」と余裕を見せ、「意外と順調に落とせたので、コンディション的には問題ない。(ソリスのフライングは)早いなと。写真まだあるだろ……って無視してたんですけど」と苦笑いだった。
相手のソリスは41歳のベテラン。亀田大毅、山中慎介らと戦った過去があり、日本のファンにも知られる存在だ。対面した印象について井上は「しっかり落としてきたんだなという体つきだった。相手も万全で来ると思うので楽しみ」と語った。
バンタム級は約2年3か月ぶりだが、「最後にスーパーバンタムにした時はまだ落とせる余裕があった。まだ全然バンタムでも行ける」と減量も問題なしだった。
兄・尚弥が昨年12月に4団体統一を果たし、1月に返上した4本のベルトのうち1本目をめぐる争い。かつてWBC同級暫定王座についていた拓真は「自信もありますし、WBAのベルトは初めて。ベルトも欲しいですし、4団体(統一を)目指しているので落とせない。1本目しっかり取りたい」と気を引き締めた。
(THE ANSWER編集部)