那須川天心「本物の格闘技を見せたい」 BOXデビュー戦、睨み合い挑発ポーズは「僕の意志っす」
キックボクシング界で“神童”と呼ばれた那須川天心(帝拳)が7日、8日に東京・有明アリーナで行われる日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級(55.3キロ以下)ノンタイトル6回戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)に向け、都内で前日計量に臨んだ。異例の注目が集まるボクシングデビューまでいよいよあと1日。那須川はリミットの55.3キロ、与那覇は55.2キロでともに一発パスした。
Amazon プライム・ビデオで独占生配信
キックボクシング界で“神童”と呼ばれた那須川天心(帝拳)が7日、8日に東京・有明アリーナで行われる日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級(55.3キロ以下)ノンタイトル6回戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)に向け、都内で前日計量に臨んだ。異例の注目が集まるボクシングデビューまでいよいよあと1日。那須川はリミットの55.3キロ、与那覇は55.2キロでともに一発パスした。
引き締まった肉体を披露した那須川、与那覇ともに一発で計量をクリア。その後のフェイスオフで、天心は両手で握り拳を作ったファイティングポーズで与那覇を睨みつけた。約11秒間、笑顔はなく目線を合わせた。
計量後に那須川は取材対応。挑発的にも映るファイティングポーズの意図について「僕の意志っすね。あれで相手どうこうより、周りにも気持ちを見せられたと思う。生半可な気持ちじゃねぇという気持ちです」と明かした。本番計量の20分ほど前に行われた予備計量後に水を飲む余裕も。リミットでクリアし「ピッタリがいいじゃないですか。一発目、デビュー戦ですし、ピッタリがかっこいい。それだけ余裕があった」と笑った。
那須川の減量期ではない時の体重はキック時代が63~65キロだったが、ボクサー転向後は61キロほど。脚が細くなり、上半身が大きくなるボクサー体型に仕上がった。6日の会見では減量最終盤にもかかわらず元気いっぱい。この日も余裕の笑みを浮かべ、「RISEの最後の試合も同じ体重だったけど、カスカスだった。今はそんなことはない。うまくいってホッとしています」と振り返った。
格闘技戦績は47戦全勝(キックボクシングは42戦)。名門・帝拳ジムに入り、元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーに師事してきた。2月にプロテストに合格し、ボクシングデビューを飾る。試合当日は午後6時15分頃に登場する。
計量後から試合までに「愛のこもった母ちゃんのおかゆ」を食べてリカバリー予定。「勝ち食は母ちゃんのおかゆです。そのために実家から来てくれた」と4、5キロほど戻すという。「(100%を)見せられる。新たな気持ちで第2章スタートする。格闘技に100%はないけど、最大限準備した。より多くの人に見てほしい。格闘技の力は本当に凄い。本物の格闘技を見せたい」と息巻いた。
32歳の与那覇は12勝(8KO)4敗1分け。攻撃的なスタイルから繰り出す破壊力のあるパンチを売りにしている。
メインイベントに出場するWBA&WBC世界ライトフライ級(48.9キロ以下)統一王者・寺地拳四朗(BMB)は48.6キロ、挑戦者のWBA4位&WBC15位アンソニー・オラスクアガ(米国)は48.5キロだった。セミファイナルのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)王座決定戦に出場する同級1位・井上拓真(大橋)は53.5キロ、対戦相手の同級2位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)は53.2キロだった。
(THE ANSWER編集部)