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長谷川穂積にTKO勝ちした難敵マルチネスと激突 阿部麗也は怯まず「相手に覇気を感じなかった」

WBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチで対戦する佐々木尽(左)と小原佳太【写真:浜田洋平】
WBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチで対戦する佐々木尽(左)と小原佳太【写真:浜田洋平】

WBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチも開催

 今回の興行ではWBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチも行われる。王者の佐々木尽(八王子中屋)が、挑戦者の同級1位・小原佳太(三迫)を迎え撃つ。

 海外で世界挑戦の経験も持つWBO世界ウェルター級8位の小原は「佐々木選手の良いところを見て、負ける可能性もある試合だなと思っている」と相手の実力を正直に認めながら、「不安から恐怖も感じたが、自分の中でかみ砕いて乗り越えて、いいパフォーマンスを試合で発揮できると思う」と前向きに試合を迎えるようだ。

 21歳の佐々木は16戦14勝(13KO)1敗1分。高いKO率を誇る。会見では開口一番「皆さんこんにちは、ウェルター級初の日本人世界チャンピオンになる男、佐々木尽です」と挨拶。「相手の小原選手が凄く強敵。毎試合毎試合、相手がどんどん強くなっているが、毎試合毎試合、自分も進化している。次の試合もさらに進化した自分が見せられると思う」とボクサーとしての成長に自信を見せていた。

 佐々木が「相手に勝っているところはキャリアと身長以外。この試合に懸ける気持ちは絶対に負けない」と語れば、小原も「僕の長所も、佐々木選手の長所も倒すところ。負ける時も打たれ弱いというか、はっきりしている。大きな興業の一つになれると思う」と話し、好カードとして注目される一戦へ気持ちの高ぶりを感じさせていた。

 今回の興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第4弾として独占生配信される。日本のプライム会員は追加料金なしで視聴可能。これまで昨年4月の村田諒太(帝拳)―ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦、同6月の井上尚弥(大橋)―ノニト・ドネア(フィリピン)戦、同11月の寺地―京口紘人(ワタナベ)戦の全3回が生配信され、いずれも大きな反響を集めた。

(THE ANSWER編集部)


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