地元ラジオ局で語った大谷の価値「彼には大金が相応しい」

　米大リーグ（MLB）は30日（日本時間31日）に開幕を迎えた。2年ぶりのMVPなるか注目が集まるエンゼルスの大谷翔平投手について、ライバル球団のチェアマンが「我が人生で最高の選手」と大絶賛。今オフにエンゼルスと契約満了となるため去就にも注目が集まる中、「いかなる報酬にも値する」と新契約は青天井になると予測している。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

「レッドソックスのチェアマンはショウヘイ・オオタニのFAを前に感情を爆発させる」とのタイトルで報じたのは、米テレビ局「NBCスポーツ・ボストン」。リバプールのオーナーも務めるレッドソックスのトム・ワーナー会長は地元ラジオ局「WEEI」の番組に出演し、二刀流のスーパースターについて言及したという。

「彼は我が人生で最も偉大な野球選手。いかなる報酬を受けようが、それに値する。なぜなら、彼は間違いなく投手として、打者として、あまりにダイナミックな存在だからだ」と72歳のワーナー会長は手放しで絶賛。新年俸はメジャー史上最高の総額5億ドル（約666億円）とも報じられる中、大谷の次なる契約は青天井のメガディールになると持論を展開している。

「彼が市場の行方を決めるのか？　どんな選手よりも報酬を手にすることは間違いない。しかし、彼には大金が相応しい。なぜなら、世界的なスターだからだ」と力説するワーナー氏。「日本でのワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の視聴率はアメリカでのスーパーボウルの視聴率よりも上だったんだ」、米国最大のスポーツイベントよりも、WBCの日本での注目度は上だったとも説明していたという。

　WBCではMVPに輝き、侍ジャパンの優勝に貢献した大谷について、ワーナー氏は獲得について言及はしていない。レッドソックスは2018年以降、プレーオフ進出から遠ざかっているが、記事では「オオタニの契約は即座に現実を変える」と指摘していた。