マスターズ衝撃制覇から20年― タイガー・ウッズに復活の陽は上るのか
「97年の活躍がいかにゴルフ界を変えたのか」、CBSスポーツは功績を特集
また、米テレビ局「CBSスポーツ」電子版でもウッズの功績を振り返る特集を掲載。「タイガー・ウッズがマスターズ欠場― 彼の1997年の活躍がいかにゴルフを変えたのか」との見出しで報じられた記事では、こう記述している。
「タイガーウッズが12打差で97年のマスターズを制覇した逸話は、ゴルフの未来を変え、PGAツアーが築き上げてきたものを再構築するものであった。私たちは彼が勝利したあの時も、20年が経過した今もそれを確信している」
時を経てもなお、アメリカの地でウッズの評価は不変のようだ。
しかし、残念ながらウッズは初制覇から20年目のマスターズでプレーすることはない。
自身のホームページでは「残念ながら、今年のマスターズには参戦できない。プレーするために必要な全てに取り組んだが、背中のリハビリが、出場する上で課題となった」と理由を説明。さらに「今回は自分にとっても素晴らしい思い出が詰まった記念の年なだけに、非常に残念な気持ちだ。過去20年に渡って、僕と家族にとって、オーガスタはとても重要な場所だ」とタイガー伝説幕開けとなった地に特別な感情を抱いていることを明かした。
近年、故障に苦しみ、今年1月に1年半ぶりにツアー復帰も途中棄権。以降、すべての試合から遠ざかっている。今後については「復帰に関しての予定は定まっていない。ただ、努力し続け、できる限り早く復帰したいと思っている」とコメントしているウッズ。復活の陽は再び上るのだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer