マスターズ衝撃制覇から20年― タイガー・ウッズに復活の陽は上るのか
男子ゴルフのマスターズが現地時間6日(日本時間7日)、米ジョージア州オーガスタで開幕する。しかし、今年の四大メジャー初戦を争うメンバーにゴルフ界のレジェンドはいない。タイガー・ウッズ(アメリカ)だ。大会直前の31日に腰の状態が万全ではないため、欠場すると発表した。ウッズにとっては97年に史上最年少の21歳3か月で制し、伝説的なゴルフ人生の出発点となった思い出の大会。ファンにとっては落胆する結果となったが、衝撃制覇から20年の節目に米メディアが特集を組んでいる。
「ゴルフ界の未来変えた」、初Vから20年で米メディア特集、褪せないウッズの足跡
男子ゴルフのマスターズが現地時間6日(日本時間7日)、米ジョージア州オーガスタで開幕する。しかし、今年の四大メジャー初戦を争うメンバーにゴルフ界のレジェンドはいない。タイガー・ウッズ(アメリカ)だ。大会直前の31日に腰の状態が万全ではないため、欠場すると発表した。ウッズにとっては97年に史上最年少の21歳3か月で制し、伝説的なゴルフ人生の出発点となった思い出の大会。ファンにとっては落胆する結果となったが、衝撃制覇から20年の節目に米メディアが特集を組んでいる。
「20年前、タイガー・ウッズがマスターズに堂々と現れた」と報じたのは、米紙「ニューヨーク・タイムズ」だ。
ウッズが初のプロとしてフル参戦となった97年。「ツアー1年目の選手もベテランもタイガー・ウッズの引き立て役でしかなかった。この年に挙げた4勝のうち、12打差で制したマスターズも含まれている」と鮮烈デビューを振り返っている。
あれから時を経て、メジャー通算14勝を積み重ねたウッズは41歳となった。記事では「20年がたった今、当時21歳だったウッズがメジャーデビュー戦として出場してオーガスタに現れたことは、忘れられがちだ」と敬意を払い、「彼が14度のメジャー勝利を飾ることを予言していた唯一の人物は、父であるアール・ウッズだ」と述べ、父のアール氏の先見の明を紹介している。
さらに、米ゴルフ専門局「ゴルフチャンネル」のロバート・ダムロン氏の「当時の感情は、あんなに支配的なゴルフをしたのは、ジャック・ニクラス以来だろう、ということだね」とのコメントを記述。メジャー通算18勝を挙げた史上最高のゴルファーを引き合いに出し、いかに衝撃的なデビューだったことを伝えている。