うっかり罰打→涙の初V 不甲斐ない凡ミス、めげなかった女子ゴルフ山内日菜子の奮闘
不甲斐ないQTのミス「当時は『終わったな』って……」
後悔と不甲斐なさ、苦しさが蘇ると、また涙が溢れ出した。
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「当時は『終わったな』って……。調子は悪くない状態で臨めていたので、今年は絶対に行ける(通過できる)と思っていた時も……すみません……でも、自分のミスでしかない。その中でも罰打の次の日もめげずにやって1つ戻せた。そのメンタルでプレーできたことは自信になった。今年は絶対にいいことがあると思って練習をしていました」
今大会は主催者推薦で出場。この日は「WBCを見ていても、ガムを食べてプレーしている選手が多い。それがいいのかな」と思い、途中でおにぎりを口に入れたままプレーし、バーディーに繋げた。優勝で1年間の出場権を獲得。最終戦の国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップも宮崎CC開催だ。
「いつ来てもみんな優しくしてくれる。『頑張れ、頑張れ』って昔から変わらず応援してくれます。リコーカップも小さい頃から回った場所。毎年QTに行っていたので出られなかった大会。QTに行かなくていいんですもんね……。勝てたことは本当に自信になった。ここで終わらず、2勝目、3勝目を挙げられるようにしたい」
くしくも渋野日向子とは同じヒナコ。「もう一人のヒナコを知ってもらえたかな」。思わぬミスから這い上がった新女王。強さを増し、次を目指す。
(THE ANSWER編集部)