37歳藤田さいきが首位タイ発進 今大会で獲得賞金6億円突破の可能性も「知らなかった」
女子ゴルフの国内ツアー今季第4戦・アクサレディスが24日、宮崎・UMKCC(6565ヤード、パー72)で開幕し、37歳のベテラン・藤田さいき(JBS)が6バーディー、1ボギーの67で回り、川崎春花(村田製作所)ら4人と並ぶ5アンダーで首位発進した。昨年11月に夫の和晃さんが脳腫瘍の治療に入ることを報告。オフは看病を続けながら自身の練習を行い「絶好調とは言えない状態」ながらも、安定感抜群のゴルフを披露した。
アクサレディス初日
女子ゴルフの国内ツアー今季第4戦・アクサレディスが24日、宮崎・UMKCC(6565ヤード、パー72)で開幕し、37歳のベテラン・藤田さいき(JBS)が6バーディー、1ボギーの67で回り、川崎春花(村田製作所)ら4人と並ぶ5アンダーで首位発進した。昨年11月に夫の和晃さんが脳腫瘍の治療に入ることを報告。オフは看病を続けながら自身の練習を行い「絶好調とは言えない状態」ながらも、安定感抜群のゴルフを披露した。
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出だしから安定したゴルフを展開した藤田。1番パー5のバーディーを皮切りに、3番では5メートル、4番では9メートルのロングパットを沈めて連続バーディーを奪った。6、8番でも伸ばして、前半だけで5バーディーを量産。後半の10番パー5でも2オンに成功してバーディー。12番パー4の第2打をグリーン奥に外してボギーとしたものの、残りをパープレーでまとめた。
昨年11月28日、夫でマネジャーの和晃さんが脳腫瘍の治療に入るため、オフの仕事を断っていることを報告。直前の大王製紙エリエールオープンで11年35日ぶりとなるツアー6勝目を挙げた際、初めてメディアの前で夫婦2ショットに納まっていた。その後も夫の看病を続けながら、自身の練習も並行。「ずっと治療をしているのが寒いところにいたので、なるべく冷やさないようにして。室内のトレーニングをして。1日1時間は歩いていたので」とオフの調整も工夫した。
体調については「すごく絶好調とは言えない状態」だという。「朝起きたら、どこかしら痛いので、なんとも言えないですけど、(開幕して)4戦目なので少し体も疲れてくる。最近はちょっと眠いなというのが続いていて……」。それでも、ストレッチの時間は多めにとることで対策。「ハーフターンでもなるべくストレッチをして体が固まらないようにしている」と体調管理に余念はない。
ここまでの生涯獲得賞金は約5億9532万円。今大会で上位に入れば6億円を超える。「それは知らなかった」としながらも「長くやっているので、コツコツやった結果がつながっていると思うので、ありがたいと思います」と地道な努力を誇った。「スタートとしてはとてもいいスタートが切れているので、あと2日間頑張ってバーディーをもうちょっと獲って頑張りたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)