なぜ回ったのか… 強肩中堅手の“158kmゲームセット送球”に同情「可哀想な走者だ」
米大リーグで中堅手から98.7マイル(約158キロ)のバックホームが炸裂し、本塁タッチアウトでゲームセットにするビッグプレーが発生。圧巻の1球をMLB解析システム「スタットキャスト」が動画付きで公開すると、「98マイル、なんてことだ!」「なんとも可哀想なランナーだ」と米ファンは度肝を抜かれている。
ヤンキース中堅手ヒックスの圧巻バックホーム炸裂「98マイル、なんてことだ!」
米大リーグで中堅手から98.7マイル(約158キロ)のバックホームが炸裂し、本塁タッチアウトでゲームセットにするビッグプレーが発生。圧巻の1球をMLB解析システム「スタットキャスト」が動画付きで公開すると、「98マイル、なんてことだ!」「なんとも可哀想なランナーだ」と米ファンは度肝を抜かれている。
野手にして160キロに迫る剛速球。圧巻のバックホームを演じたのは、ヤンキースのアーロン・ヒックス外野手だ。
26日(日本時間27日)のロイヤルズ戦。7-2とリードして迎えた9回2死一、二塁の場面だった。メリーフィールドが低めのボールにバットを合わせ、緩いライナー性の打球を中堅右に運んだ。素早くチャージしてボールを捕球したのが、中堅手のヒックスだ。すると、二塁走者ゴードンはビハインドの9回2死にも関わらず、果敢に三塁を蹴って本塁へ突っ込んだ。
すかさず、右腕を振ったヒックス。放たれた矢のような低い弾道の送球はツーバウンドで捕手のミットへ。頭から突っ込んできたゴードンを間一髪でアウトにしてみせた。美しい幕切れに一気に盛り上がるスタジアム。アウトになってしまったゴードンは中堅方向に視線を送り、悔しげな表情でベンチに引き揚げていった。
「スタットキャスト」は「試合終盤を盛り上げようとする? ヒックスがセンターを守っている時は控えなきゃ! この98.7マイルのバックホームでヤンキースはロイヤルズに勝利を収めた」とつづり、公式ツイッターに動画付きで公開。無謀に突っ込んだゴードンの走塁に疑問を呈しながら、バックホームが98.7マイル(約158キロ)だったことを紹介している。