本当に捕手ですか? 遊撃手ばりの“美しき回転スロー”に米喝采「猫のようだ」
捕手のファインプレーといえば、強肩による盗塁阻止が最も多いプレーだが、米大リーグではボテボテのゴロに対し、素早いフィールディングから、まるで遊撃手のような“回転スロー”が炸裂。俊敏なフィールディングを発揮した瞬間をMLBは「猫」に例えて動画付きで公開し、米ファンから「猫のようだ」「美しい…」「MLBの週間ベストプレー入りだ」などと喝采を集めている。
ボテボテのゴロを華麗にさばいたブ軍マーティンにMLB賛辞「運動神経=猫」
捕手のファインプレーといえば、強肩による盗塁阻止が最も多いプレーだが、米大リーグではボテボテのゴロに対し、素早いフィールディングから、まるで遊撃手のような“回転スロー”が炸裂。俊敏なフィールディングを発揮した瞬間をMLBは「猫」に例えて動画付きで公開し、米ファンから「猫のようだ」「美しい…」「MLBの週間ベストプレー入りだ」などと喝采を集めている。
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その瞬間、プロテクターをまとった屈強な体が猫のようになった。本当に捕手なのかとツッコミたくなるような俊敏な身のこなしで喝采を呼んでいるのは、ブルージェイズのラッセル・マーティン捕手だった。22日(日本時間23日)のオリオールズ戦、1-1で迎えた6回の場面だ。
先頭のリカードは変化球を引っかけ、ボテボテのゴロが転がった。しかし、これが三塁線に5メートルほど転がり、絶妙な当たりに。ここで魅せたのが、マーティンだった。瞬時に右手でマスクを脱ぎ捨てると打球に向かって猛然とダッシュ。そして、ボールに向かい、足から滑り込んで素手で捕球するとここからが圧巻だった。
反時計回りにクルッと1回転するように反動をつけると、体勢が整わないまま、矢のような送球を一塁へ。しかし、正確に一塁手のミットにノーバウンドで届き、間一髪でアウトにしてみせたのだ。一気に盛り上がるスタジアム。ただ、当の本人はこれくらい当然……と言わんばかりに、クールな表情でマスクを拾い上げていた。