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77キロ死球にナックルも… 野手2人の“0封珍継投”にMLB賛辞「投手陣に厚みつけた」

米大リーグで大差をつけられ、終盤に投手に野手2人を起用。77キロの“史上最も遅い死球”に、無回転ナックルの“魔球”炸裂など、話題盛りだくさんの展開で3イニングを見事に無失点に抑える珍事が発生した。一連の珍場面が動画付きで紹介され、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「どうやら投手陣に厚みをつけたようだ」とユーモアたっぷりに称賛している。

好投した内野手登録のエルナン・ペレス【写真:Getty Images】
好投した内野手登録のエルナン・ペレス【写真:Getty Images】

ブルワーズの野手2人が“珍場面”連発の無失点リレーで話題

 米大リーグで大差をつけられ、終盤に投手に野手2人を起用。77キロの“史上最も遅い死球”に、無回転ナックルの“魔球”炸裂など、話題盛りだくさんの展開で3イニングを見事に無失点に抑える珍事が発生した。一連の珍場面が動画付きで紹介され、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「どうやら投手陣に厚みをつけたようだ」とユーモアたっぷりに称賛している。

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 大差がついた終盤に、まさかの“神継投”を演じたのは、ブルワーズだった。23日(日本時間23日)のドジャース戦、序盤から大量リードを許し、2-11で迎えた7回に早くも白旗を掲げた。マウンドに送ったのは、内野手登録のエルナン・ペレスをマウンドに送り出した。これが、ドラマの始まりだった。

 無死一塁で2人目の右打者バーンズを迎えた場面。カウント2-2からの5球目、ゆったりと間合いを取り、クイックモーションから急激に右腕を緩めて投じたのは、ふんわりとした変化球。しかし、すっぽ抜けてしまった。山なりの軌道に打者のバーンズはたじろぎもせず、ほぼ微動だにしないまま、白球は背中に当たり、力なく辺りをコロコロと転がっていった。

 中継画面に表示されたのは、48マイルの文字。77キロの死球になってしまった。スタジアムも思わずどよめき、投手と打者の間にはなんとも微妙な空気が流れた。それでも、ペレスは怯まない。無死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けると、8回も抑え、2イニングを34球で1安打無失点。次なる投手にバトンをつないだが、続いて登板したのは控え捕手のクラッツだった。

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