ある意味、衝撃… 77キロの“史上最も遅い死球”誕生 米騒然「それでも避けられず」
内野手登録ぺレスの“超遅死球”をCut4が公開「MLB史上、最も遅い死球?」
米大リーグで“史上最も遅い死球”が誕生した。マウンドから投じられた1球が48マイル(約77キロ)のふんわりと軌道を描いたが、打者の背中にポトリと当たって死球に。ある意味、衝撃のシーンをMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が「MLB史上、最も球速が遅い死球?」と題して紹介し、話題を呼んでいる。
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その瞬間、誰もが目が点になった。“史上最も遅い死球”が誕生したのは、22日(日本時間23日)のブルワーズ―ドジャースの一戦だった。序盤から大量リードを許したブルワーズは2-11の7回に内野手登録のエルナン・ペレスをマウンドに送り出した。そして、無死一塁で2人目の右打者、オースティン・バーンズを迎えた場面だ。
カウント2-2からの5球目、ゆったりと間合いを取り、クイックモーションから急激に右腕を緩めて投じたのは、ふんわりとした変化球。しかし、すっぽ抜けてしまった。山なりの軌道に打者のバーンズはたじろぎもせず、ほぼ微動だにしないまま、白球は背中に当たり、力なく辺りをコロコロと転がっていった。
中継画面に表示されたのは、48マイルの文字。なんと、77キロの死球になってしまった。スタジアムも思わずどよめいた1球を「Cut4」は「MLB史上、最も球速が遅い死球?」とユーモアたっぷりにつづり、動画付きで公開。映像を観ると、投手と打者の間になんとも言えない微妙な空気が流れているのが印象的だ。