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両肘手術から1年、申ジエ復活のツアー27勝目 開幕戦で歓喜「気持ち抑えられません」

女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは5日、沖縄・琉球GC(6560ヤード、パー72)で最終日が行われ、元世界ランキング1位の申ジエ(韓国)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダーで優勝した。JLPGAツアー通算27勝目。昨季は優勝がなく、会見で「久しぶりだから、気持ち的にとっても嬉しくて、何を話せばいいのか気持ちを抑えられません」と喜びを語った。

ダイキンオーキッドレディスで優勝した申ジエ【写真:Getty Images】
ダイキンオーキッドレディスで優勝した申ジエ【写真:Getty Images】

女子ゴルフ開幕戦・ダイキンオーキッドレディス

 女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは5日、沖縄・琉球GC(6560ヤード、パー72)で最終日が行われ、元世界ランキング1位の申ジエ(韓国)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダーで優勝した。JLPGAツアー通算27勝目。昨季は優勝がなく、会見で「久しぶりだから、気持ち的にとっても嬉しくて、何を話せばいいのか気持ちを抑えられません」と喜びを語った。


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 最後も見事なバーディー締めだった。ボギーでも優勝だった最終18番パー5。申ジエは3.5メートルのウイニングパットを沈め、右腕を突き上げた。ギャラリーから惜しみない拍手を浴び、関係者から祝福されて笑顔も見せた。優勝は2021年7月の大東建託・いい部屋ネットレディス以来。「去年も優勝はできなかったけど、自分の中では頑張った1年。そんなに長くは感じなかったです」と振り返りながら、「私の周りと手術をした先生と病院が、本当に(優勝を)待っていたかなと思う」と語った。

 昨年のダイキンオーキッドレディスは50位。痛みを抱えながら次戦会場の高知に入ったが、トレーナーの勧めもあって両肘を手術した。「肘の中に異物ができていて、その異物を取り除きました」。痛みが消えた今季開幕戦で結果を出した。

 同じ韓国出身で、ともにツアーを盛り上げてきたイ・ボミが、今季限りでの日本ツアー引退を表明している。「『自分(申ジエ)が頑張るのを見に来るよ』といっていたので、そうじゃなくて、もっと一緒に試合で頑張りたい、一緒に頑張ろうと言いました」。申ジエには、まだまだ勝利を重ねる意欲がある。

 大台のツアー30勝まであと3勝になった。14年の本格参戦から今年で10年。以前から目指している日本ツアーの年間女王も諦めていない。「日本にきて、周りと約束したことなので。最後まで体力が大事だと思うので、体力を維持できれば、いいプレーとかいい結果がついてくる」。節目の一年を、最高の形でスタートした。

(THE ANSWER編集部)


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