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渡邉彩香がノーボギーで首位堅持、昨年の悪夢克服に自信「やってきたことの過程違う」

女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディス(沖縄・琉球GC)の第2ラウンドが3日に行われ、6アンダーの首位から出た渡邉彩香(大東建託)が3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算9アンダーとして単独首位を守った。ホールアウト後の会見では昨年の“悪夢”について「今年は今年。ここまでやってきた過程も違う」と克服に向けて自信を見せた。3打差の2位には森田遥(新英ホールディングス)、昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)は通算4アンダーで6位タイにつけている。

ダイキンオーキッドレディス2日目をプレーする渡邉彩香【写真:Getty Images】
ダイキンオーキッドレディス2日目をプレーする渡邉彩香【写真:Getty Images】

女子ゴルフ開幕戦・ダイキンオーキッドレディス第2日

 女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディス(沖縄・琉球GC)の第2ラウンドが3日に行われ、6アンダーの首位から出た渡邉彩香(大東建託)が3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算9アンダーとして単独首位を守った。ホールアウト後の会見では昨年の“悪夢”について「今年は今年。ここまでやってきた過程も違う」と克服に向けて自信を見せた。3打差の2位には森田遥(新英ホールディングス)、昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)は通算4アンダーで6位タイにつけている。

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 首位独走の中で、渡邉のピンチは最後にやってきた。最終9番パー4。2オンには成功したが、マウンド越えのバーディーパットを打ちきれず、2.5メートルというデリケートな距離を残した。それでも、最後はしっかり打ち切ってパーセーブ。ノーボギーでのフィニッシュに安堵の表情を浮かべた。

「最後の9番はファーストパットのイメージが難しいなと思っていて、あれはミスパットでした。今日は後半に3回くらいチャンスがあったけど、読みが浅くて決め切れなかった。初日のいいプレーに浮かれることなくしっかりやれたと思います」

 昨年大会でも初日は首位発進。2日目は2位に後退したが、3日目に再び首位に浮上し、最終日は最終組で回った。しかし、なかなかスコアを伸ばせず、16番のボギーに続いて17番パー4で痛恨のダブルボギー。猛チャージを見せた西郷真央(島津製作所)に優勝をさらわれた。

 悪夢が襲ったラウンド。この日も「17番では気にして、右のラフにいった」という。しかし、今オフにスイング、パットともに改造。スイングは体と手が一体になるイメージに変え、球筋も変わった。「去年は去年、今年は今年。その時になってみないと正直分からないけど、ここまでやってきたことの過程も違うし、気にしてもしょうがないので」と“トラウマ”の克服に自信を見せている。

 この日は「私には珍しい」というノーボギーのラウンド。2日間でもボギーは1つだけという安定感を見せている。元来は「ボギーの数よりバーディーの数が上回ればいい、とデビューの時から思っていた」というアグレッシブなスタイルの持ち主。だが、この日は「バーディーがなかなかこなかったけどイライラしなかったので、(気持ちを)コントロールできたのは褒めたいと思います」。技術の進化とメンタルの充実。残り2日、首位で駆け抜けるための準備は整っている。

(THE ANSWER編集部)


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