大迫傑、東京五輪以来の国内マラソン復帰戦へ「単純にもう1回ワクワクドキドキしたい」【東京マラソン】
5日の東京マラソンに向けた会見が3日、都内で行われ、一部選手が出席した。前日本記録保持者で2021年東京五輪代表の大迫傑(ナイキ)は一度引退して以降、国内マラソン復帰戦へ意欲。2024年パリ五輪代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、23年10月15日開催)の出場権は持っていない中、「もう一回ワクワクドキドキしたい」とレースに集中する構えを見せた。
東京マラソンが5日号砲
5日の東京マラソンに向けた会見が3日、都内で行われ、一部選手が出席した。前日本記録保持者で2021年東京五輪代表の大迫傑(ナイキ)は一度引退して以降、国内マラソン復帰戦へ意欲。2024年パリ五輪代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、23年10月15日開催)の出場権は持っていない中、「もう一回ワクワクドキドキしたい」とレースに集中する構えを見せた。
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31歳の大迫は東京五輪6位入賞で引退。「もう一回、見てくれる人たちがワクワクしてくれるような場所に立ちたい」と、22年2月に現役復帰を表明した。マラソン復帰戦だった昨年11月のニューヨークシティ・マラソンでは2時間11分31秒の5位。今回が東京五輪以来、1年7か月ぶりの国内マラソン復帰戦となる。
「ニューイヤー駅伝が終わって、1月からケニアに行って順調なトレーニングができました。久々の東京のレース。気象条件も整っているので、いいレースができたらと思います。今までのマラソンでタイムを気にしたことがないですし、レースをもっと大きく見て対応していきたい。(日本記録更新の期待について)記録は気象条件とかがたまたまハマってできるもの。自分にコントロールできないことを追いかけるより、自分自身のレースをする。以前から常に言ってきていることなので、今まで通りを心掛けられたら」
今大会で2時間10分00秒以内の日本人3位以内、または2時間9分00秒以内の同6位以内ならMGC出場権を獲得できる。さらにニューヨークシティ・マラソンの成績を併せて考慮した「ワイルドカード」での出場権獲得の可能性もある。東京マラソンは2時間5分29秒で当時の日本記録を更新した20年大会以来だ。
「これ(MGC出場権)も日本記録と同じように、自分自身のレースをしっかりすることを心掛けたい。単純にもう一回こういう場でワクワクドキドキしたい。復帰レースはニューヨークシティでしたけど、こうやって日本の皆様の前で走りを見せられるのは海外と違ったワクワクドキドキがある。それが楽しみにです」
現日本記録保持者(2時間4分56秒)の鈴木健吾(富士通)は故障で欠場。新旧日本記録保持者の対決はお預けになったが、大迫の走りに期待が高まる。レ―スは海外157の国と地域で放送される。
(THE ANSWER編集部)