[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

MLB新ルール発動で「残酷な結末」 投球せずに三振が波紋、米記者も困惑「新しい現実」

新ルールによるまさかの幕切れが波紋を呼んでいる。25日(日本時間26日)のブレーブス―レッドソックスのオープン戦。6-6の9回2死満塁、フルカウントの場面から打者がピッチクロックに違反したため、投球を見ることなく三振に。同点のまま試合が終了した。打者が天を見上げた珍事に、米記者も「残酷な結末」「これが新しい現実」など続々と反応していた。

ブレーブスのカル・コンリー【写真:Getty Images】
ブレーブスのカル・コンリー【写真:Getty Images】

新ルール「ピッチクロック」で試合終了の珍事

 新ルールによるまさかの幕切れが波紋を呼んでいる。25日(日本時間26日)のブレーブス―レッドソックスのオープン戦。6-6の9回2死満塁、フルカウントの場面から打者がピッチクロックに違反したため、投球を見ることなく三振に。同点のまま試合が終了した。打者が天を見上げた珍事に、米記者も「残酷な結末」「これが新しい現実」など続々と反応していた。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 本拠地のブレーブスは6-6と同点の9回裏、2死満塁とサヨナラのチャンスを迎えた。打者のカル・コンリーはベースにバットを置き、構えに入る途中。投手方向を見た瞬間、球審が試合を止めた。2ストライクからピッチクロック違反となりまさかの三振に。オープン戦のため同点で試合は終了した。コンリーは天を見上げ、場内も騒然となった。

 米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者はツイッターでこの珍事を紹介。同点の9回裏満塁フルカウントという「夢のシナリオ」が自動ストライクで終わったことに「これが新しい現実」と呟いた。ジョージア州の地元メディア「92.9 ザ・ゲーム」のブレーブス番グラント・マクオーリー記者も「これは残酷な結末だ」と反応。「2月なら関係ないが、これがレギュラーシーズンの試合で初めて起こることを想像できない」と戸惑った様子だった。

 試合時間短縮のため今季から導入されるピッチクロックは、投手が球を受け取ってから走者なしで15秒、走者ありで20秒のタイム制限。打者も残り8秒までに打席で構えていないといけない。違反した場合、投手は1ボール、打者は1ストライクを取られる。

 MLB公式サイトは新ルールを体感した選手や監督の反応をまとめた記事を公開。このルールは昨年マイナーリーグで実験的に導入され、90%のマイナーリーガーが1か月以内に適応できたと回答したという調査結果を紹介した。導入最初の週は1試合あたり1.73回あったというピッチクロック違反が、6週目には0.53回まで減少していたという。「新しい現実」に選手もファンも慣れる日は来るのだろうか。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集