オープン戦に「3番・DH」で今季初出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が26日（日本時間27日）、本拠地ホワイトソックスとのオープン戦に「3番・指名打者」で今季初の先発出場。初回の第1打席で右中間三塁打を放った。オープン戦にもかかわらず、大谷への注目度の高さを感じさせた客席の様子を「オオタニ・パパラッチ」と米記者が表現。「このようなものは今まで見たことがない」と異例の光景に驚きを示した。

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“今季初安打”が飛び出した初回2死の第1打席。大谷が打席に立つとバックネット裏がざわめき立った。スマートフォンなどの撮影機器を取り出し、大谷の一打に備えて構える観客たち。この様子に注目したのが米メディア「CBSスポーツ」のダニー・ビエッティ記者だ。ツイッターで「取るに足らないオープン戦の打席であらゆるスマホが取り出されている。オオタニ・パパラッチのようなものは今まで見たことがない」と投稿した。

　まだまだ調整段階のオープン戦とはいえ、高い注目度は抜群。米ファンからも「この男が打つところを生で見るのは本当に楽しい。彼らを責めることはできない！」と大谷の背後で熱狂する観客を“擁護”するコメントが寄せられた。

　試合はエンゼルスが7-0で勝利。この日の大谷は、初回の第1打席でフェンス直撃の右中間三塁打を放つと、続くレンドンの右前適時打で先制のホームを踏んだ。第2打席は遊ゴロ、第3打席はニゴロに倒れ、3打数1安打1得点だった。28日（日本時間3月1日）には投手としてアスレチックス戦に登板し、藤浪晋太郎投手との投げ合いになる予定。WBC日本代表にも選ばれている。