米大学野球で生まれた不可解判定 本塁打直後にまさかの退場、米ファン困惑「これは酷い」
米大学野球で生まれた不可解な判定が話題を呼んでいる。同点本塁打を放った選手が本塁に帰還後、なぜか審判から退場を命じられる事態に。米メディアは「バカバカしい退場処分」と報じ、SNSでもファンから「全く理解できない」「これは酷い」といった声が上がっている。
同点2ランを放った選手がベースを回る際にとったある行動
米大学野球で生まれた不可解な判定が話題を呼んでいる。同点本塁打を放った選手が本塁に帰還後、なぜか審判から退場を命じられる事態に。米メディアは「バカバカしい退場処分」と報じ、SNSでもファンから「全く理解できない」「これは酷い」といった声が上がっている。
問題となった試合はワシントン大とサンタクララ大の一戦。4-6で迎えた6回、ワシントン大のウィル・シンプソン内野手が同点2ランを放った。打った瞬間に本塁打を確信したシンプソンは軽快に一塁を蹴り、二塁を回って三塁に差し掛かる前にユニホームの胸に描かれたワシントン大の名前の部分を誇示するように右手で引っ張った。三塁を回ってからは普通のランニングに戻り、ホームインの後にはチームメイトと喜びを分かち合った。
ところが、この後にシンプソンは退場処分を受けたという。米全国紙「USAトゥデー」のスポーツとエンタメの専門サイト「フォー・ザ・ウィン」は「大学野球の選手が本塁打での大人しい小走りの後、馬鹿馬鹿しい退場処分を受ける」との見出しで記事を展開。「大学野球のシーズンが帰ってきた。それと同時に全く意味の分からない退場劇も時に付いてくる」との書き出しから状況を説明。「二塁から三塁へ向かう際、シンプソンは右腕で、ユニホームのワシントン大の名前を強調した」「そして退場になった。その通り。楽しんだせいで、6回に同点の試合から追い出されたのだ」と報じている。
ワシントン大野球部公式ツイッターはシンプソンが本塁打を放った直後からの動きを追った動画を公開。納得いかないファンからは「なんで退場になるんだ? 全く理解できない」「私は古いタイプの野球ファンでバットフリップは必要ないと思う。でも、この退場を支持できるものは映像上には何もない」「問題が分からない」「退場は必要なかった」「審判が退場になるべきだ」「馬鹿げた退場だよ」「これは酷い」といった反響が寄せられている。
試合は9回にワシントン大が3点を奪い、10-7で勝利。「フォー・ザ・ウィン」では「誰かが審判に野球は楽しいべきだと伝えるべきだ」と記している。
(THE ANSWER編集部)