W杯で話題の1泊3万円宿泊コンテナ カタールがトルコ・シリア大地震被災者へ1万棟寄付
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で話題となったコンテナハウス型の宿泊施設が、トルコ南部を震源に6日発生した大地震の被災者支援に使用される事になった。カタール政府機関が13日に公表。英メディアは、1万棟が寄付されると報じている。
カタール政府機関が発表
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で話題となったコンテナハウス型の宿泊施設が、トルコ南部を震源に6日発生した大地震の被災者支援に使用される事になった。カタール政府機関が13日に公表。英メディアは、1万棟が寄付されると報じている。
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カタールW杯で使用された宿泊施設は、開催期間中には英紙「タイムズ」が同施設の業者2人の「こんなに居心地の悪いところは初めてだった。悪夢だ」とのコメントを紹介。英公共放送局「BBC」も「1泊175ポンド(約2万9200円)のファンビレッジ」と驚きを伝えるなど、海外で大きな関心を集めていた。そのコンテナハウスが、大地震の被災地で活躍するようだ。
「BBC」は「トルコ・シリア地震:カタールがW杯の移動式住居を被災地に送る」と記して記事を掲載。「国際援助を担当する政府機関のカタール開発基金が最初の宿泊施設の輸送映像をツイートした」と伝えた。記事ではカタール当局のコメントも紹介。「W杯の計画では、一時的な宿泊施設は寄付される予定だった」「しかし、トルコとシリアでの緊急の必要性を考慮し、該当地域へ送ることを決断した」と語っている。
コンテナハウスは1万棟が寄付されるそうで、13日に第1便の海上輸送が始まった。トルコ・シリア大地震の被害について「BBC」は「4万人を超える死者が出たと考えられる」と報じている。
(THE ANSWER編集部)