Sバンタム級アジアNo.1へ ボクサー中嶋一輝が前戦を反省「喧嘩で勝ったような試合」
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)スーパーバンタム級(55.3キロ以下)王座決定戦12回戦が16日、東京・後楽園ホールで行われる。15日の前日計量は同級1位・中嶋一輝(大橋)が55.2キロ、相手の同級3位ケニー・デメシーリョ(フィリピン)が55.0キロで一発クリア。中嶋は地域タイトル2階級制覇がかかる。戦績は29歳の中嶋が13勝(11KO)1敗1分け、30歳のデメシーリョが16勝(10KO)5敗2分け。
WBOアジアパシフィック(AP)スーパーバンタム級王座決定戦
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)スーパーバンタム級(55.3キロ以下)王座決定戦12回戦が16日、東京・後楽園ホールで行われる。15日の前日計量は同級1位・中嶋一輝(大橋)が55.2キロ、相手の同級3位ケニー・デメシーリョ(フィリピン)が55.0キロで一発クリア。中嶋は地域タイトル2階級制覇がかかる。戦績は29歳の中嶋が13勝(11KO)1敗1分け、30歳のデメシーリョが16勝(10KO)5敗2分け。
中嶋は計量をクリアし、ポーズを取った。「完璧です」。相手は大橋ジムを訪れたこともある選手だが、「覚えてないです。思っていたより身長が低いですね」と笑った。東洋太平洋バンタム級王座に続く、地域タイトルの2階級制覇のかかった一戦。平常心を貫くことを大事にする。
「普通の試合と気持ちは変わらないです。勝つだけ。そこにタイトルがかかっているだけ。絶対勝ちます」
昨年10月の前戦はタイ選手に8回TKO勝ちしたものの、2度のダウンを奪われた。逃げまわる相手に「腹が立って」と無理に追った結果、パンチを合わせられた。「ギリギリ勝った試合。倒そうとしすぎていた。ボクシングじゃなく、喧嘩で勝ったような試合」と反省した。
KOにこだわりがあるが、気持ちを抑えることの両立が必要。メインイベントに向けて「無理してガチャガチャ行いかないようにしたい。流れの中で倒していく。クールに、でも早く行きたい。行くところは行く」と描いた。
セミファイナルの日本ミニマム級王座決定戦は、小浦翼(E&Jカシアス)と高田勇仁(ライオンズ)が対戦予定だったが、小浦が14日の最終調整中に痙攣を起こして救急搬送。この日も午前4時から減量を試みたが、落とせずギブアップした。代わりとして、高田は昨年4月にWBO世界同級王座に挑戦して敗れた石澤開(M.T)と2分×2回のエキシビションを行う。
(THE ANSWER編集部)