井上尚弥なきバンタム級 マロニーは「逃げた」とドネア地元紙が酷評「圧倒的に速い」
ボクシングの井上尚弥(大橋)は先月、4団体の世界バンタム級王座を返上し、スーパーバンタム級に転向すると発表した。モンスター不在となるバンタム級の王座を巡る争いにも注目が集まる中、フィリピンメディアはWBC同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)を酷評。対戦指令のあった同級2位ノニト・ドネア(フィリピン)から「逃げた」とし、「対戦消滅で最も利益を手にするのはマロニー」とも指摘している。
WBCが王座決定戦指令も、白紙と報道
ボクシングの井上尚弥(大橋)は先月、4団体の世界バンタム級王座を返上し、スーパーバンタム級に転向すると発表した。モンスター不在となるバンタム級の王座を巡る争いにも注目が集まる中、フィリピンメディアはWBC同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)を酷評。対戦指令のあった同級2位ノニト・ドネア(フィリピン)から「逃げた」とし、「対戦消滅で最も利益を手にするのはマロニー」とも指摘している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
フィリピンの地元紙「マニラ・タイムズ」は「マロニーはドネアから身をかわした」との見出しで記事を掲載。井上のベルト返上で空座となったWBCの王座は、かつてモンスターに敗れている2人で争うと見られていたが、対戦が急遽白紙になったと伝えた。両陣営はWBCから2月17日までに交渉をまとめるように指令されていたが、マロニー陣営がドネア戦を望まないことを通達したとも報じられている。
「ドネアはフィリピンの閃光という異名で知られているかもしれないが、一番近い出口を見つけることに関しては、ジェイソン・マロニーが圧倒的に速かった」と、記事では“逃げ足の速さ”を揶揄した上で、「ファイト白紙の発表後、状況を分析すれば、マロニーが最も恩恵を受ける。マロニーはドネアの危険な弾丸から身をかわしたのだ」と指摘している。
記事では「もしもマロニーがWBO1位でなければ、WBC1位の座を諦めることは想像できない。マロニーがWBOのタイトルをバックアッププランにしており、WBOでの争いがより処理しやすいとしたことは依然として事実」とし、マロニーがWBO1位でもあることがドネアを避ける要因となったとも推測している。
(THE ANSWER編集部)