井上尚弥の勝利予想に反論 30勝27KOの現役王者「フルトンが勝てば奴らは言い訳する」
米メディアで対戦の可能性を報じられているボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(米国)について、現役王者は井上勝利の予想に異を唱えた。米メディア内で「フルトンが勝てば言い訳するだろう」としている。
ジャロン・エニス「フルトンの功績を認めない気がする」
米メディアで対戦の可能性を報じられているボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(米国)について、現役王者は井上勝利の予想に異を唱えた。米メディア内で「フルトンが勝てば言い訳するだろう」としている。
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2人が激突した場合の展望を語ったのは、IBF世界ウェルター級暫定王者ジャロン・エニス(米国)だった。米ボクシング専門YouTube「YSMスポーツメディア」の動画に登場。井上は「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」では上位常連だが、30勝(27KO)のエニスは持論を展開した。
「イノウエが1位だという人をたくさん見るけど、フルトンが戦うと言ってから、そいつらは話すのを止めた。フルトンが勝ったら、『彼(井上)は小さすぎる』とか『そもそも戦うべきじゃなかった』とか言い訳して、フルトンの功績を認めない気がする。とにかく、勝者は間違いなくトップ5入りするべきだろうね」
井上の次戦はスーパーバンタム級転向初戦となる。フルトンはプロ19戦目の2021年1月にWBO王座奪取。同11月にWBC王座を奪い、2団体統一を果たした。エニスはフルトン勝利の理由として、「彼(井上)は小さすぎるように感じる」と指摘していた。身長で4センチ上回る169センチのフルトンに分があると見ている。
井上にとっても体格差は望むところ。1月の会見で「体格はバンタム級が一番の適正階級ですが、バンタム級ではやり残したことがなく、戦いたい相手がいない。そういう状況でスーパーバンタム級への挑戦を決意した。自分よりデカい相手への挑戦。ここから先が本当の戦いとなる」と明かしていた。
(THE ANSWER編集部)