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ジャンプスーツ不正蔓延を告発 匿名選手にドイツから反発、検査は「とても公平だよ」

ウェリンガー「競技に集中すべき」、ガイガー「検査官は一貫」

 平昌五輪の個人ノーマルヒルで金メダルを獲得したアンドレアス・ヴェリンガーは「とても危うい発言だと思う。ジャンプは結果を求めて誰もがリミットまで挑む競技だ」と語り、「検査は去年に比べて100倍上手く行われている」と国際スキー連盟(FIS)検査責任者のクリスティアン・カトル氏を評価。「競技に集中すべきだよ」と諭すように語っている。

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 さらに昨年の北京五輪の個人ラージヒルで銅メダルに輝いたカール・ガイガーは「これは難しい問題として続いている。スーツは体格に合わせてあり、体格も素材もそれぞれ変わってくる。検査官のやり方は一貫していると思う。彼にも線引きしているところがあって、どこかおかしいことなんてない」と、ヴェリンガー同様に検査に問題はないとした。

 2019年世界選手権個人ラージヒルで金メダルのマルクス・アイゼンビヒラーは、検査担当トップのカトル氏について「彼は上手く検査している。大きすぎるスーツはアウトだと自分も分かっている。彼はすぐさま失格としたりせず、とても公平にやっている」と評価した。

 匿名の告発を報じた「ブリック」の記事では、カトル氏が手作業で行われる検査に「常に100%精確とはいかない」と改善の余地があることを認めており、将来的にはデジタルによる補助が導入される見込みであるとしている。飛び終えた後、選手の用具を徹底的に検査されるべきとの声に対し、同紙は配備できる検査官などの体制の問題から不可能であることを指摘し、「それゆえにスーツが作戦になってしまっているのだ」としている。

(THE ANSWER編集部)


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