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井上尚弥を倒すことが「スターへの道」 王者フルトンの2年前の対戦熱望秘話を米報道

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(米国)は、前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のスーパーバンタム級転向初戦の相手として米メディアで報じられている。米専門誌「ザ・リング」はフルトンの独占インタビューを掲載。井上が階級転向を発表する以前からフルトンは対戦を熱望し、「それがスーパースターになるための道だ」と周囲に漏らしていたと報じている。

スティーブン・フルトン【写真:Getty Images】
スティーブン・フルトン【写真:Getty Images】

井上の階級転向発表前から「イノウエと戦わないといけない」

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(米国)は、前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のスーパーバンタム級転向初戦の相手として米メディアで報じられている。米専門誌「ザ・リング」はフルトンの独占インタビューを掲載。井上が階級転向を発表する以前からフルトンは対戦を熱望し、「それがスーパースターになるための道だ」と周囲に漏らしていたと報じている。

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「打倒モンスター」の思いは2年前から抱いていた。「ザ・リング」は「スティーブン・フルトンとそのトレーナーが、ナオヤ・イノウエを日本で倒すことがアメリカで尊敬を得るための鍵だと話す」と題した記事を公開。2021年1月、自身初の主要タイトルとなるWBO世界スーパーバンタム級のベルトを手にしたアンジェロ・レオ戦後、フルトンはトレーナーのワヒド・ラヒーム氏に「俺は日本に行ってイノウエと戦わないといけない。それが俺のスーパースターになるための道だ」と語ったという。

 ラヒーム氏は「なに? 一体何の話をしているんだ?」と驚き、「スティーブンの気が狂ってしまったのかと思った。イノウエは当時バンタム級だった。全く考えてなかったよ」と振り返っている。

 記事では井上とフルトンの対戦を「日本とハードコアなボクシングファンの間では本当に大きなものになるだろうが、残念なことに他のところではそうではないだろう。軽量級のファイターは一般のスポーツファンから軽視されがちであるためだ」と紹介。フルトン陣営が不満を漏らしていることを伝えた。

 同誌は「日本では、イノウエはトム・ブレイディとレブロン・ジェームズを融合させたような存在だ。フルトンは米国でその一部を求めている」と言及。井上を倒すことで、さらなる評価を得たいというもくろみがあるようだ。

(THE ANSWER編集部)


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