かつて井上尚弥と対戦熱望 ナバレッテが衝撃の3階級制覇、KO負け寸前から大逆転TKO
ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦が3日(日本時間4日)、米アリゾナ州グレンデールで行われ、エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)がリアム・ウィルソン(豪州)に9回TKO勝ち。4回にKO負け寸前のダウンを喫しながら大激戦を演じ、逆転で3階級制覇を飾った。
WBO世界Sフェザー級王座決定戦でウィルソンに9回TKO勝ち
ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦が3日(日本時間4日)、米アリゾナ州グレンデールで行われ、エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)がリアム・ウィルソン(豪州)に9回TKO勝ち。4回にKO負け寸前のダウンを喫しながら大激戦を演じ、逆転で3階級制覇を飾った。
衝撃の決着だった。ナバレッテは4回にウィルソンの左フックをもろに浴び、足が止まったところに猛ラッシュを食らってダウン。仰向けに倒れ、ロープを掴んでなんとか立ち上がり、ダメージは色濃かった。しかし、ここを耐え凌ぐと徐々に回復。逆に9回に強烈な右カウンターでダウンを奪い、さらに連打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めてTKO勝ちに。大逆転勝ちに会場も騒然となった。
28歳のナバレッテはWBO世界スーパーバンタム級で王座防衛5度、WBO世界フェザー級で王座防衛3度。そして、この試合からスーパーフェザー級に階級を上げ、いきなりの世界挑戦で3階級制覇を達成した。38戦37勝(31KO)1敗1無効試合。スーパーバンタム級時代は、バンタム級で当時2団体統一していた井上尚弥(大橋)との対戦を熱望していたこともあったが、さらに上の階級で快挙を成し遂げた。
(THE ANSWER編集部)