ライトヘビー最強王者が驚異の「19戦19KO」達成 決着の右に米称賛「残忍な正確性」
ボクシングのWBC&IBF&WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチが28日(日本時間29日)、英ロンドンのウェンブリー・アリーナで開催され、3団体統一王者のアルツール・ベテルビエフ(ロシア=カナダ)が挑戦者アンソニー・ヤード(英国)に8回TKO勝ち。デビューからの連勝を19に伸ばした。その全てがKO勝ちで、米メディアも「勇敢な挑戦者を叩きのめした」「残忍な正確性」などと称賛している。
ベテルビエフが8回TKO勝ち
ボクシングのWBC&IBF&WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチが28日(日本時間29日)、英ロンドンのウェンブリー・アリーナで開催され、3団体統一王者のアルツール・ベテルビエフ(ロシア=カナダ)が挑戦者アンソニー・ヤード(英国)に8回TKO勝ち。デビューからの連勝を19に伸ばした。その全てがKO勝ちで、米メディアも「勇敢な挑戦者を叩きのめした」「残忍な正確性」などと称賛している。
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打ち合いを最後はKOで制した。挑戦者ヤードが優勢となる場面もあるなど好勝負となったが、決着は8回だ。ベテルビエフの強烈な右が炸裂。よろめいたヤードに追撃の右フックをお見舞いしてダウンを奪取した。膝をついたヤードは立ち上がり、試合再開かと思われたがヤード陣営が棄権を申し出たためレフェリーが試合をストップ。ベテルビエフのKO勝ちが決まった。
強烈な右をお見舞いした実際のダウンシーンを、米興行大手「トップランク」公式ツイッターが公開。現役世界王者唯一のKO率100%をキープしたベテルビエフについて、米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「アルツール・ベテルビエフ、打ち合いの第8ラウンドでアンソニー・ヤードを止める」との見出しで記事を掲載した。
記事では「ベテルビエフはヤードが出せる最高ショットを受けたがそれ以上に反撃し、ロンドンの勇敢な挑戦者を第8ラウンドで叩きのめした」「勇敢なヤードが優勢の場面もあったが、彼が傷ついているような時でもベテルビエフは答えを見つけていた。ヤードにはパワーがあったが、ベテルビエフにはそれ以上のパワーがあり、さらに重要なのはそこに残忍な正確性を持ち合わせていた」と戦いぶりを称賛した。
決着のシーンについては「強い右が入りヤードはよろめくと、続く右で崩れ落ちるようになり、試合の決着はついたかのようだった」「ヤードは立ち上がるとレフェリーのスティーブ・グレイの方ではなく自分のコーナーへと歩いた。激しく傷ついており、グレイに続けたいと伝えたが、ベデルビエフは試合を終わらせようとしていた。(ヤードのトレーナー)アジャイがリングステップへと行き、ストップをかけた。終了時刻は2分1秒だった」と伝えている。敗れたヤードの戦績は23勝(22KO)3敗となっている。
(THE ANSWER編集部)