金メダリストが初アルバトロス キャディーは決定的瞬間に意外な行動「いつもは叫ぶが…」
米男子ゴルフのザ・アメリカンエクスプレスは22日(日本時間23日)に最終ラウンドが行われ、ザンダー・シャウフェレ(米国)が驚愕のアルバトロスをマークした。マスターズで松山英樹(LEXUS)と死闘を繰り広げ、東京五輪では金メダルを獲得した名手は快挙達成時のキャディーの様子を紹介。PGAツアー公式が公開したインタビュー動画で「今回はとても静かだった」と普段とは違った行動をとっていたことを明かした。
ザ・アメリカンエクスプレス最終日
米男子ゴルフのザ・アメリカンエクスプレスは22日(日本時間23日)に最終ラウンドが行われ、ザンダー・シャウフェレ(米国)が驚愕のアルバトロスをマークした。マスターズで松山英樹(LEXUS)と死闘を繰り広げ、東京五輪では金メダルを獲得した名手は快挙達成時のキャディーの様子を紹介。PGAツアー公式が公開したインタビュー動画で「今回はとても静かだった」と普段とは違った行動をとっていたことを明かした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
流れるように吸い込まれた。PGAウェスト・スタジアムコース(7187ヤード、パー72)で行われた最終日の5番パー5。シャウフェレはティーショットで314ヤードのフェアウェーに運んだ。残りは225ヤードで、目の前にはグリーン手前まで広がる池。それでもショートカットを試み、2打目を豪快に振り抜いた。
高く上がったボールはギリギリで池を越え、ピンから池の縁まで2.5メートルほどしかない狭いグリーンに着弾。ワンバウンドしてそのまま転がり、見事にカップインした。規定打数から3打少ないアルバトロスを達成したシャウフェレはキャディーとグータッチし、笑みがこぼれた。
とはいえ、この時ハイタッチしたキャディーは決定的瞬間を見ていなかったようだ。PGAツアー公式ツイッターは「ザンダー・シャウフェレのキャリア初アルバトロスは完璧な時にやってきた」との文言でインタビュー動画を公開。そこで、インタビュアーが「あなたのキャディーは地面に落ちたところも見ていなかったと言っていました」と言うと、シャウフェレはこう返した。
「彼は目を背けていたんだ。池に入ったと思ったんだろうね。彼はいつもはボールに向かって叫ぶタイプなんだけど、今回はとても静かだった。だから彼はただ祈っていたんだと思う(笑)」
続けて、インタビュアーから「狙ったラインでしたか? かなり難しいピンでしたが」と聞かれると「いいや。ただ思いっきり強く振ったんだ」と回答。「チップショットでグリーンを横切れたら。悪い場所ではなかった。クラブの選択で迷う状況だった。飛距離を最大化するためにスリングのようなものが入っているクラブを求めていたんだ」とクラブ選択を迷っていたことを明かし「何とか踏ん張れたよ」と笑顔で振り返った。
(THE ANSWER編集部)