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14歳・中井卓大、シュート力強化に着手 プロ意識に恩師感嘆「驚くほど意識が高い」

サッカーのスペインリーグの名門、レアル・マドリードのカデーテB(U-15)に所属する14歳・中井卓大は22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の星の一人として期待を集めているが、来季の課題として日本サッカー界の長年の課題である「シュート力アップ」を掲げ、肉体強化をスタート。中学3年生にして強烈なプロ意識を披露し、恩師を感嘆させている。

レアル・マドリードのカデーテB(U-15)に所属する14歳・中井卓大【写真:Getty Images】
レアル・マドリードのカデーテB(U-15)に所属する14歳・中井卓大【写真:Getty Images】

日本の課題「シュート力強化」へ肉体改造、木場トレーナー「自分からリクエストあった」

 サッカーのスペインリーグの名門、レアル・マドリードのカデーテB(U-15)に所属する14歳・中井卓大は22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の星の一人として期待を集めているが、来季の課題として日本サッカー界の長年の課題である「シュート力アップ」を掲げ、肉体強化をスタート。中学3年生にして強烈なプロ意識を披露し、恩師を感嘆させている。

「ピピ(中井の愛称)は成長期ですが、順調にフィジカル面も伸びています。体幹をしっかり鍛えることができているので、レアルでも対戦相手の体の大きな選手と競り合っても当たり負けしないと話していました。今回は自分から『強いシュートを打てるようになりたい』とリクエストがありました」

 こう語ったのは、プロトレーナーの木場克己氏。体幹・体軸・バランスを強化する「Koba式体幹・バランストレーニング」の開発者で、競泳のリオデジャネイロ五輪代表・池江璃花子(ルネサンス亀戸)、サッカーの日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)らトップアスリートの専属トレーナーを務め、JP日本郵政女子陸上部をアドバイザーとして指導。16年に創部3年目にしてクイーンズ駅伝優勝に導いたスペシャリストだ。

 レアルの下部組織では中盤で活躍する中井。ブラジル代表DFマルセロも驚嘆したほどのドリブル、サッカーIQの高さを示すスマートなパスはスペインでも高い評価を手にしているが、新たに取り組んだのは決定力。シュート力の強化だという。

「ドリブルやパスは元々できているという意識が彼の中にあります。シュートの際に強いインパクトを生み出せるメニューを5つ用意しました。毎朝、取り組んでいるメニューに組み込みました」

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