フィギュア引退表明のカナダ選手が有終の美 最後の国内選手権Vに感動「アメージング」
フィギュアスケートのカナダ選手権は14日(日本時間15日)オンタリオ州オシャワで男子シングル・フリー(FS)が行われ、30歳のキーガン・メッシングが2連覇を達成した。今季限りでの引退を表明しており、演技後には「アメージングだ、これ以上は望めない」と感激していた。
フィギュアスケートカナダ選手権優勝のメッシング
フィギュアスケートのカナダ選手権は14日(日本時間15日)オンタリオ州オシャワで男子シングル・フリー(FS)が行われ、30歳のキーガン・メッシングが2連覇を達成した。今季限りでの引退を表明しており、演技後には「アメージングだ、これ以上は望めない」と感激していた。
メッシングはショートプログラムで首位発進。FSでは序盤でミスが出たものの、4回転トウループと2本の3回転アクセルを着氷するなど163.38点をマークした。合計257.78点とし、2位のコンラッド・オーゼルに20点差以上を付けて優勝。会場からはスタンディングオベーションが送られ、バク転も披露した。
五輪公式サイトは「キーガン・メッシングが2度目のカナダ選手権優勝で締めくくる」との見出しで注目した。記事では、メッシングの演技後のコメントを掲載。「最後の国内選手権はアメージングでした。これ以上の観客、ボランティア、ホストは望めない。全てが一つになり、2度の国内選手権王者になれました」と感動した様子だった。
今月23日には31歳となるメッシングは2018年平昌、2020年北京で2度の五輪に出場。昨年、カナダ選手権を初制覇していた。今季開始前にシーズン後の引退を表明。最後の国内選手権制覇後には「キャリアを僕とともにしてくれた全ての人に感謝しています。これ以上大事なものはない。いつもあなたたちのためにスケートしようと努めていました。キャリアをともに楽しんでくれてありがとう」と感謝も口にしていた。
(THE ANSWER編集部)