セリーナ、敗戦直後に見せた“一流の行動”に海外ファン賛辞「なんという優しさ」
テニスの4大大会第3戦ウィンブルドンは14日、女子シングルス決勝でアンゲリク・ケルバー(ドイツ)がセリーナ・ウィリアムズ(米国)を6-3、6-3のストレートで破り、初優勝。敗れたウィリアムズは試合後、コート上で健闘を称える“7秒間の抱擁”を交わし、大会公式は動画とともに紹介。海外ファンは「なんという優しさ。これぞ真のプロフェッショナル」などと感動の輪が広がり、海外メディアも「美しく心温まる抱擁」と特集している。
勝者ケルバーを称える抱擁、海外ファン&海外メディア賛辞「美しく心温まるハグ」
テニスの4大大会第3戦ウィンブルドンは14日、女子シングルス決勝でアンゲリク・ケルバー(ドイツ)がセリーナ・ウィリアムズ(米国)を6-3、6-3のストレートで破り、初優勝。敗れたウィリアムズは試合後、コート上で健闘を称える“7秒間の抱擁”を交わし、大会公式は動画とともに紹介。海外ファンは「なんという優しさ。これぞ真のプロフェッショナル」などと感動の輪が広がり、海外メディアも「美しく心温まる抱擁」と特集している。
グランドスラム24度目のタイトルにあと一歩、届かなかった。マッチポイント。ウィリアムズはケルバーの渾身のサーブをリターンしたが、ネットにかかってしまった。その瞬間、ケルバーは膝から崩れ落ち、そして、仰向けになり激闘を繰り広げたグラスコートに倒れ込んだ。顔を押さえて体を小刻みに震わせ、ウィンブルドン女王となったことに感動を抑えられない様子だった。
その直後だった。ウィリアムズは穏やかな笑みを浮かべがらネット脇を通って歩み寄った。そして、立ち上がったケルバーの背中が砂で汚れたいることも構わず、熱い抱擁を交わしたのだった。そのまま二言、三言、言葉を掛けている。その間、7秒。時間は短くとも、健闘を称えるには十分だったようだ。観客は総立ちのままケルバーとウィリアムズに対し、拍手を送り続けていた。
大会公式ツイッターは2人が歩み寄り、抱擁を交わすシーンを動画で公開。目の当たりにした海外ファンは感激の声を続々と上げていた。